忘れたくないことを歌にして いつまでもおぼえていよう 頭で忘れても 心がおぼえている いつまでもおぼえていられる 次の季節が来る頃には何かが変わっているのかな 同じ歩幅 隣で歩けたらきっと幸せ ファインダー越しの ふたりの思い出が セピア色に褪せていくけれど綺麗なままだ 何気ない仕草が 表情が残っている 忘れたくないな 明日は何をしようか 終わりが来ることをひとり考えたら 何も手につかなくなった 次の季節が来る頃にも一緒にいられているのかな 同じ気持ち ふたりで分か
この街に来て2つ目の季節 やっぱりどうにも好きになれそうもないな 暑さのせいか 頭は回らないし 蝉の声は鬱陶しい耳鳴りのよう 今夜 花火大会があったって知らなかった 大嫌い 大嫌いな夏のいいところは 浴衣姿のあの子が綺麗なことくらいだ って妄想だけどね、虚しいよな あの日夢見た 青い夏休みは どこにあるのか 手の届かない幻想だろう セーラー服で ポニーテール揺らし 海沿いを駆ける想像を何度しただろう 理想と現実が違うこと わかっている 大嫌い 大嫌いな夏のいいところ
心が枯れていく音がした 食生活 部屋の乱れ 好きだった歌も今はいらない 塞ぎ込みたい そんな夜 カーテンの隙間から街灯が 私と世界の間に線を引いた 何を失ったわけじゃなくても ふと訪れる闇に飲み込まれる ひとりじゃないのに孤独を感じて あぁ 生きるは面倒だ 心に素直に生きたら 楽な方へと逃げるだろう 大切にするって難しくて 傷つけたこともあったよな ビルの影 沿うように歩いていく 私が嫌いな私を生きている 生活のなか 過ぎゆく景色 言い訳なんかしたくはないけれど 強
今日 この町を離れて旅に出る やっと好きになれた この町を 行ってきます 手を振ったそのとき 初めて見た あなたの涙 心配しないで わたしは大丈夫だよって そう言えるほど強くはないけど あなたに貰った愛が わたしの支えで わたしのすべて いつものオレンジ色 各駅停車 今日だけは何かが違っていた 行ってきます 手を振ったそのとき こぼれ落ちた 雫を拭って 心配しないで わたしは元気でいるよって そう言えるように強く生きたい あなたがいたから わたし生きてこられた 大袈
あのバンドが歌う 仲間 青春 夢 わたしの口からは 孤独 後悔 不安 あの流行りの歌は 嫉妬さえ綺麗で わたしの感情は 醜いものばかり 好きだけで生きられるほど 世界は甘くはないよな ギター持ったあの夏を どこかに置き忘れたのか スポットライトのせいかな やけに眩しくて 目も開かないや ないものねだりし続けたら 何が残るかな 何も残らないか あのバンドが放つ 無敵ゆえの光 わたしの言い訳は くだらないもので 何もせず息切れるほど 世界は慌ただしくて 横並びだと信じて
校則遵守 スカート丈 無駄に怒られたくはないからさ 教室 無駄話 部活の声 紺色身にまとった普通の生活 何もしなくても 続いてゆく毎日に 色をつけたのは 音楽だった 放課後に紡いだメロディ 僕らの今はそこにある 戻ることはないけれど 消えはしないから 踏み出す一歩に 花束を いつまでもずっと 追いかけた憧れを なくさずにそっと 持っていてね 放課後に語った夢 選んだ未来は繋がっている 戻ることはないけれど いつでも会えるよね 踏み出す一歩に 花束を 3年前の春 出会
画面の中 輝いて見えて 何もかもが本物で 6畳半 ワンルームに 希望を込めた ギター抱えて歌い出した あの頃と変わらない 憧れだけが原動力 一歩踏み出したからには 覚悟を決めなくちゃ 新しい私が生まれる街 東京 この狭い部屋で紡いだ言葉たちを ステージの先のあなたへ 歌うから 忙しない日々で向き合えなかった不安も まるごと包み込むように 歌うから 一歩踏み出したからには 覚悟を決めなくちゃ 新しい私が生まれる街 東京 この広い世界 出会えたあなたには まっすぐな気持
期待しているよ あなたならできる いつかは救われた言葉に 今 傷つけられていく 代わり映えのない平凡な日常 それでも僕なりに頑張ってきたはず キャパオーバー 自分が一番わかっているし 挑戦するより 諦める方が何倍も楽だから いつからだろう こんなに臆病になったのは 現状維持で精一杯 流されて 自転車15分 いつまでだろう 皆に甘えていられるのは 降り積もる自己嫌悪に 冬の風が吹いた 叱られも褒められもしない 無関心 それが一番つらいってわかった モチベーション あっ
歌うことはかなしいね 隠している ひらいた傷だから 無理やり 見つけてもいいけど それを切り裂く はさみが欲しくなる 歌うことはこわいよ はらわたを煮詰めた灰汁だから 無理やり 掬ってもいいけど わたしではない なにかが生まれるだけ 痛いリアリティに 1さじのファンタジックを ねむれない3時半 後悔ばかりがよぎる 黒色の全てを吐き出したら さいごに 最小の恥で済むように整える こだわりは美的感覚だけに捧げる
憧れていた 長いまつ毛 大きな瞳 まっすぐ生きている 真面目なところ まだ見ぬ海の広さを知りたくて 幻のように移りゆく 渚を歩いていく 輝ける場所を離れて 更なる光求め 旅立つ 別れはきっとなにより辛いけれど 夢を追いかける 貴方は綺麗 明日も笑っていられますようにと この歌口ずさみながら 貴方の幸せだけを願っている また会える日を楽しみに ネリネ まだ見ぬ空の高さを知りたくて 完全なようでまだ青い 翼を広げていく 抱えていくしかない不安を 少し誰かにこぼせていたら
二人 青春の缶ジュースを 甘さに惑わされて 刺さる炭酸の槍を恐れ 嫌な予感がした 一人 無意味な街灯が 照らす田舎道 自転車をこぐ 足の重さを おぼえておきたいな 打ち明けてくれた 傷跡 癒せないけど 全部分かち合おう 雫が枯れるまで 水面を見ていた 心の青さを見透かす眩しさ 誰かじゃなくて あなたの心を救える音楽がしたいな わたしはずっと奏でていくつもり 痛くても あなたの音楽は特別 光っている 夜に 会話を反省しながら 落ちる 眠りのなか 朝は 綺麗すぎるから 苦
やっと見えてきた場所 でも今 逃げたくなった 不安に縛られるし どうしたらいいのかわからない 叶えたかった夢は鍵がかかったまま 閉ざしておけば 楽になれる? ほんとうに? アンロック セブンティーン このままじゃだめだってこと わかってる アンロック セブンティーン 大人でも子どもでもないからこそ 自由に 周りを気にして立ち止まるよりも信じて進め なんて言えたらなあ 叶えたかった夢は鍵がかかったまま ぶつからなければ それでいいの? ほんとうに? アンロック セブンテ
たったひとつの差で なにも変わらないって思っていた 距離が離れていても 心はすぐそばって思っていたのに 真っ暗な部屋 四角い光 イヤホンから聞こえる 君から教わったバンド 夜が明けたらさよならを言おう 君がいつも買ってたコーヒーを飲んで 夜が明けたらさよならを言おう 君が見たいって言ってた映画をひとりで見よう 半年くらい経って もう忘れたって思っていた 何気ない瞬間に 君との日々を見つけてしまう 散らかった部屋 片付けられない 君の好きなものでできた 私を笑って 夜
気が合うなって思ってたんだ 初めて話したあのときから 運命だって思ってたんだ ひとつも根拠がないくせに 傾けてくれた傘は君のやさしさだった 作られた君の笑顔に気づけなかった 僕を傷つけて 裏切ってよ 無理して綺麗な色を塗ったこの日々を 何も知らずに幸せだと感じてしまうから そんな僕のために 自分勝手に ふたつ並んだシルエット 切り裂いて 初めてつかれた嘘は君のやさしさだった 隠された君の涙に気づけなかった 僕を傷つけて 裏切ってよ 無理して綺麗な色に見せたこの歪みを
あなたが灯した道を歩いてみたけど 溶けた蝋が垂れていく どうしてかしら 幸せになってね わたしの知らない場所で 忘れてしまってね なんて嘘だとしても言わないでよね すこしだけ曇った空 ぬるい風吹く夏 ふとした瞬間 浮かんでくるの ゆらゆら揺れている ひかりを見つめながら 遠くへ行ったあなたへ思い馳せる もう二度とない日々が愛おしかった できることなら もう一度 あなたが灯した道を歩いてみたけど 頬を伝う雨粒 どうしてかしら 幸せになってね わたしの知らない場所で 忘れ
名前も知らないバンドの【大切なお知らせ】 どうでもいいのに 最後まで読んでしまった 鍵をかけた掃き溜めにすら出せない下書き どうでもいいのに こんなに溜めてしまった 暗闇の中に四角い液晶だけが光る やさしさは傷口に塩を塗るだけだ 大丈夫?には大丈夫。としか返せない 頬が濡れて はじめて弱さを知る 心が枯れて はじめて脆さを知る 思い描いていた生活はできないらしい こんなはずじゃなかった そう嘆いても時間に流されていく 誰も知らないわたしのこんな一面 どうでもいいから は