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アンビエントにしてポップ!HANIA RANIの『GHOSTS』
このマガジンでは私のおすすめの音楽を紹介しているのだが、最近は反対にnoteで他の方が紹介している音楽を購入して聴くことが多くなった。今回紹介するHANIA RANI(ハニャ ラニ)の『GHOSTS』もその一枚である。
そもそもHANIA RANIとは何者なのか。2020年の記事だが、これらの記事が彼女をよく説明してくれている。
これらの記事では「ポスト・クラシカル」という言い方をしているが、特に現時点での最新作(ライブ版を除く)である『GHOSTS』を聴く限りは、やはりアンビエントと言った方がいいであろう。しかし、ただのアンビエントではない。そこにはクラシック性というよりはポップ性がある。しかし、ここでいう「ポップ性」とは単に聞きやすい、流行歌的である、という意味ではない。なんというか、いい意味での「軽さ」、決して軽薄という意味での「軽さ」ではなく、ここではないどこかへと漂う形で連れて行ってくれるというような感覚としての「軽さ」である。
しかし、そのような軽快さを持ちながらも、しっかり聞きごたえがあるのもまた事実である。この『GHOSTS』の曲が中心のライブ版の『Nostalgia』が現在スマッシュヒットしているのも、そのあたりに原因があるのだろう。アンビエントにありがちな作業用BGMとして聞き流すというようなものではなく、やはり実際に直接聞きに行きたい、ライブに行きたいと思わせてくれる魅力がここにはある。是非、また日本に来て欲しい、そして実際に演奏を聴きたい(観たい)。と思ったら、なんと来年来日公演が実現するそうである。うーん、でも東京のみか。行けるかなあ、、、、。
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