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音楽配信者の視点から見た『Cluster Conference 2024』のポイント!

翌日である今日(2024年8月30日)になり、このNoteにもClusterオフィシャルからの記事が上がっていましたが、昨日8月29日に『Cluster Conference 2024』が開催されました。私はYoutubeの生配信で見ていました(ClusterからではなくYoutubeからというのが最近の私のCuster離れを物語っていますが、、、)。

以下、詳細については次のオフィシャルのNoteを見てもらうこととし、音楽配信者としての私なりの注目ポイントを述べたいと思います。

まず、注目すべきは、これは音楽配信者に限ったことではないですが、「ワールド内課金機能」が設置されたことで音楽ワールドでもいわゆる「投げ銭」をもらえることができるようになったことでしょう。これまでもイベントでは「Vアイテム」(これからは名前が「ギフト」に変わるそうです)という形でのいわゆる「投げ銭」がありましたが、それが「お賽銭箱」的な形でワールドにも設置できるということです。自作の音楽を流すワールドに投げ銭箱と言うかお賽銭箱を設置することで、収益につながればこれはうれしいことです。

次に、これは逆に「えっ、今までそうじゃなかったの?」と思ったものですが、これからは(10月ごろを予定)VRでも「サブ音声対応」つまりはステレオ生配信が楽しめるようになった、ということです。これまでもVRでステレオで聞けていたイベントがあったので、てっきりもうできていたもんだと思っていたのですが、あれは「生」ではなくて録音だったということでしょう(でも、生にこだわる必要はないので録音でもいい音でいいイベントであれば全然いいのですが)。

さらに注目なのは、これからは今までグレーだった「個人の営利利用」がはっきりと解禁され、個人であれば原則確認なしに営利利用ができるようになったという点でしょう。つまり有料音楽イベントを開けるということです。そしてそれに合わせてでしょうが、有料チケット機能 が使えるライブハウス運営サービスである「 Cluster Live Music Club 」というものがもうすぐプレオープンするそうです。といっても、私のオリジナル音楽を果たしてお金を払ってまで見に(聴きに)来てくれる人がいるのか、という疑問はありますが、とにかくそのような場ができたということだけでもワクワクします。

ということで、しばらく離れていたClusterですが、ここに来て、もう一度戻ろうかな、と思わせてくれるカンファレンスでした。今回のキャッチフレーズは「すべてのユーザーが経済的にも、精神的にも"豊か"になる世界へ」ということで正直お金の話も多く、「そうじゃないんだけどなあ」と思われた方も少なからずいらっしゃるでしょう。でも、これは肯定的に考えれば、VR型メタバースというサービスが普及の段階から使用、実用の段階へと一段階進んだからこそとも言えます。そしてそこでの主役はいわゆる企業側ではなく、我々ユーザー側なのです。ユーザーがユーザーでもあるクリエーターのためにお金を払う、これはいわゆる「コミケ」に見られる風景ですが、それがここに来てメタバースの世界でも実現されようとしていると言えるでしょう。そしてこの流れは恐らくClusterだけではなく他のメタバースプラットフォームにも広がっていくと思います。好きなことに、好きな人に直接お金を払う、間に入る人に搾取されない、これはある意味理想の形でもあります。大げさかもしれませんが、新しい資本主義の形というのがここにはあるのではないでしょうか。


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