
Door by NTT QONOQ 終了に思うこと、そして少し大人になって戻ってきたキズナアイことKizunaAI!
NTT QONOQ(コノキュー)が提供していたメタバースサービス「Door」が終了することが発表された。理由としては「XR/メタバース市場の変化に伴い、経営資源の集中を行うため」とのことである。
Doorにはワールドもいくつか作ってこのNoteでも紹介していただけに残念である。これからに期待していたところでのこのニュースなのでさらに残念である。ブラウザー上でのメタバースとしてはVket cloud、VR上でのメタバースというか配信サービスとしてはVirtual castがまだ比較的大手として残っているが、これで事実上、国内のXR/メタバース市場はClusterの独り勝ちということになるだろうか。しかし、何事も競争があるからこそ進化があるわけで、その意味では大手NTTが手を引くことは残念であるし、ある意味損失でもある。しかし、逆に言えばこの市場は大手ではなくベンチャーが引っ張っていくという点でやはり「新しい」市場であると言えるし、だからこそ期待が持てる。正直言って「今後、利益が見込めない」という判断からの撤退なのであろうし、大手企業としてそれは正しい判断である。一方、そのような状況だからこそ挑んでいくのがベンチャーである。これが分かれば困らないのだが、おそらく後何か一つ、何か一つコマが揃いさえすれば、メタバース市場は大きくお金の動く場になるはずである。
そしてもう一つ、我々にとっての、昨日2月26日の大きなニュースと言えば、あのキズナアイのスリープからの目覚めである。これに対しては賛否両論あるであろうが、ビジュアル的にも変化して(進化して?成長して?)帰ってきた。恐らくかつてのきゃぴきゃぴ感は今後、そう表には出さなくなるだろう。スリープ明け後の年齢設定などはまだ公開されていないようだが、大人っぽくなって帰ってきたのは間違いない。そして今後は音楽活動を中心にやっていくとのことである。かつてVirtual Youtuberという存在を世に知らしめたキズナアイ(今後はアーティスト名義としてKizunaAI表記でやっていくとのこと)なので、Vitrual musicianあるいはVirtual Artistとしても名を挙げ、その名を音楽の歴史にも刻んでいくことだろう。改めて応援していきたい。