中堅社員に求められる能力
こんにちは、ファイナンシャルプランナーの真凛です。
実はひっそりもう1つnoteのアカウントを持っていたのですが、手放すことにしました。閉じるアカウントでスキをたくさんいただいていた記事をいくつか転載することにします。
ビジネスに関するちょっといいこと がテーマだったのでこちらとは少し趣旨が違うのと、文体がかなり異なるのですが敢えてリライトしてません。
お口に合えば、読んでみてくださいませ。
中堅社員に求められる能力
社会人の中でもいわゆる中堅社員と呼ばれる部類に含まれるようになってきた今日この頃。私の中で確立されつつある中堅社員のあるべきをまとめてみようと思う。
優先順位をつける力
これは中堅社員に限った話ではないのかもしれない。
ただ若手社員と中堅社員を比較したときの1番差が出る部分のようにも感じる。中堅社員は案件を多く抱え、数字に繋がったり繋がらなかったりするプロジェクトの運営を任され、自分の定量的評価にはあまりプラスになりえない後輩育成まで求められる。その業務の1つ1つに会議が設置されていたりもするし、部署によっては立場の違う社内の人間とのパイプ役になる必要があったりと、若手社員と比較して業務量が格段に多い。
中堅社員という立場でも「仕事がデキる」という評価をもらう人は物事の優先順位を決めることが上手いように感じる。
そして優先順位とほぼ同義だが、任せられた仕事の立ち位置を見極め判断できる人が多いことも特徴だと思う。
新プロジェクトのリーダーであれば営業数字ではなく周知や仕組みづくりが求められているケースが多い。資料作成も完成度と迅速さを天秤にかける必要があるだろう。それらを瞬時に判断し、自分のキャパシティに余裕を持たせることができると、それは強みに変わるのだ。
自分ですることと他人に任せることの見極め
中堅社員の周りには仕事で関わる人間の実数が増える傾向にある。
他部署の人間、私の職場であれば事務補佐のパートの方々、上司、時には後輩や部下。
そしてデキる中堅社員は、それらの周りの方々が今どんな仕事をしているのかを把握している。事務補佐の方の手が空いているならば頼める仕事を頼むことができるし、逆に忙しそうだと感じればフォローに回ったり自分の案件は自分で完結することができる。
これは残念ながら反面教師だ。
私の先輩社員にあたる方に、これがなかなか出来ていないと感じる方がいらっしゃる。お子さんの迎えがあり、15時には会社を出ないといけないパートさんに、14時55分に急ぎの案件を頼もうとする。事務補佐の方が手持ち無沙汰なタイミングで、自分で抱えた案件を周りに依頼できず、その人の抱える案件だけがどんどん遅れていってしまう。
こうなるとなかなか信頼を得ることが難しくなってしまう。
事実、私のいる部署ではその先輩が忙しなく動き始めるとみんな目を合わせなくなる。無茶な要望が飛んでくるのを防ぐためだ。これは本人のためにもよくないと思われる。
あまりマイナスな点を並べることはよろしくないが、できる限り周囲を見渡し、自分のキャパシティに余裕を持たせる工夫を怠らないのがデキる中堅社員の特徴ではないだろうか。
後輩を育成し、次の中堅社員を作る力
最後に後輩を育成する力だ。
中堅社員という立場は、ここまで書いておいて曖昧だ。
やがては管理職という立場にあがっていくであろうし、会社としてもそれを期待している。となると、周囲の若手社員といつまでも上下関係でいてはいけない。彼らが中堅社員になることは自分の成長を促す。
そのため、後輩にはできるだけ一人立ちできるような指導をできるほうがいいと思われる。ここでも上に挙げたように、後輩に懇切丁寧に教えるタイミング、任せて経験を積んでもらうタイミングなど、たくさんの判断が必要になることはいうまでもないんだと思う。
もちろん会社ごとのデキる中堅社員は違う
ここに記載したのは、あくまで私の所属する会社におけるデキる中堅社員の定義である。
出世の観点から考えれば社内政治をうまく行い、より自身を評価してくれる上司に取り入り出世していく中堅社員が偉いという会社もあるだろう。
技術職の場合には、技能や経験を積むことが第一で、人との関わりは別に求められていないと仰られる会社も聞いたことがある。
あくまで会社の数だけその会社の風土があると思う。
ただ少なくとも、私が若手社員の立場だとするならば、上記3点をしっかりと遂行してくれる先輩社員のことは尊敬するし、そのような中堅社員でありたいと思っている。