恋愛 英語クラスの放課後物語#70: 「猫も杓子も」 <ー この気になる日本語は、どういうこと?
今回は「猫も杓子も」について見て行きましょう。
「猫も杓子も」?
皆さんは、気になりませんか?
この日本語。
そもそもどうして「猫」と「杓子」が同類なのでしょう?
と言うことで調べたら
意味:誰も彼も、なにもかも
そもそも、どうしてこんな意味なんでしょうね~
語源:
複数の説が存在します。以下にいくつかの主な説をご紹介します。
「禰子(ねこ)」が「神主」を、「釈氏・釈子(しゃくし)」が「僧侶」を表すという説。これによれば、「禰子も釈氏も(神主も僧侶も)」が変化して「猫も杓子も」になったとされています。
「女子(めこ)」が「猫」を、「弱子(じゃくし)」が「杓子」を表すという説。これによれば、「女子も弱子も(女も子供も)」が変化して「猫も杓子も」になったとされています。
「寝子(ねこ)」が「猫」を、「赤子(せきし)」が「杓子」を表すという説。これによれば、「寝子も赤子も(寝る子も赤ん坊も)」が変化して「猫も杓子も」になったとされています。
「杓子」が「しゃもじ」を指し、主婦が使うものであることから「主婦」を表すという説。これによれば、「猫も主婦も家族総出で」という意味から出たとされています。
「猫」はどこにでもいる動物、「杓子」は毎日使う道具であることから、「ありふれたもの」の意味から出たという説。
これらの説の中でも、「一休咄」に出てくる「生まれては死ぬるなりけりおしなべて釈迦も達磨も猫も杓子も」という言葉から来たとする説が有力とされることもありますが、それだけでは根拠とならないとされています。 したがって、正確な語源は未だに不明です~。
ちなみに英語では
every Tom, Dick and Harry; any one or thing; even a cat and a ladle
と言うことになっています。