恋愛 英語クラスの放課後物語#74:「ゲレンデは日本語です、というかオリジナルはドイツ語です」
今回は「ゲレンデは日本語です、というかオリジナルはドイツ語です」について見て行きましょう。
以前ラジオでも行ったのですが、英語圏人に「ゲレンデ」と言っても通じないのであしからず。
スキーと言えば「ゲレンデ」なのですが、こちら英語ではなく、もともとはドイツ語で英語圏には通じません。
ゲレンデが日本語になったいきさつは、こんな感じです。
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日本語に入った経緯は、諸説ありますが、主に以下の2つの説が有力です。
1. スキー用語としての伝来
1920年代後半、日本にスキーが伝来した際に、オーストリアやスイスなどのスキー場で使われていた「Gelände」という言葉がそのまま取り入れられたという説です。
当時、日本にはスキーに関する専門用語がなかったため、ヨーロッパの言葉がそのまま採用されたと考えられます。
2. 戦後のGHQによる指示
第二次世界大戦後、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)の指示により、スキー場などの施設の名称を英語から日本語に変更することが求められたという説です。
その際、「Gelände」を「ゲレンデ」と表記することが定められたと考えられます。
どちらの説が正しいのか
現時点では、確実な証拠がないため、断定することはできません。しかし、スキー用語としての伝来の方が有力と考えられています。
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日本語で言うところのゲレンデは、英語でゲレンデは状況によって言い方が異なるようですが、こんな感じだと思います。
ski slope: 最も一般的で、スキー場全体や滑走可能な斜面全体を指す場合によく使われます。
piste: ヨーロッパのスキー場によく使われる表現で、整備された滑走コースを指す場合によく使われます。
run: 北米のスキー場によく使われる表現で、滑走コースを指す場合によく使われます。
北米の帰国子女も誤解する外来語でした~