恋愛 英語クラスの物語#1018: 「ウインザー効果」 <ー 行動心理学をも恋愛に使いこなす後輩女子社員はさすが~(笑)
今回は「ウインザー効果」を英語で言ったらどうなるかについて取り上げます。
今回の一発表現:
The Windsor effect.
で如何ですか? 基本この言い方だけだと思います。
ウインザー効果: 当事者よりも第三者が発信した情報のほうが信頼されやすいという心理効果です。この効果は、1949年に出版されたアーリーン・ロマノネスの小説『伯爵夫人はスパイ』に登場するウィンザー伯爵夫人のセリフ「第三者の誉め言葉が、どんなときにも一番効果があるのよ」に由来しています。
ウインザー効果は、マーケティングや広報においてよく利用されています。たとえば、ある商品の魅力を自社がアピールするよりも、その商品を使用したユーザーの口コミやレビューのほうが、ユーザーに信頼されやすいのです。これは、ユーザーは第三者の意見をより客観的に受け止めることができるためです。
ウインザー効果は、ビジネスシーン以外にも、人間関係の構築や印象付けといった場面でも活用できます。たとえば、自分と親しい人が、自分について良いことを言ってくれると、その人に対して好感を抱きやすくなります。これは、親しい人からの評価は、第三者の評価よりも信頼できると感じるからです。
ウインザー効果を理解することで、人々をより効果的に説得したり、人間関係を築いたりすることが可能になります。
以下に、ウインザー効果の活用例をいくつかご紹介します。
商品のマーケティング
サービスの広報
求人の採用活動
政治家の選挙活動
学校の入試活動
結婚相手の選び方
友達や家族との人間関係
ウインザー効果を活用することで、人々をより効果的に説得したり、人間関係を築いたりすることが可能になります。
今回の使い方: 給湯室の先輩女子社員と後輩女子社員
先輩女子社員: 最近変よ~ 男たちの間で、あなたの好意的なうわさでもちきりですって。
後輩女子社員: Yes, Senpai. I think this is an example of the Windsor Effect in marketing. I just learned about it and tried it.
(はい、先輩。 私はこれがマーケティングにおけるウィンザー効果の例だと思います。私はちょうどそれを学び、それを試しました)
学んだことを、生の男子社員で実践するとは少し驚きもあります。 ただ、行動心理学がマーケティングにも恋愛にも使えるのは現実だと思います。
参考ですが: 販売(製品)評価や人物であまりにも評価が高い場合意図的に「ウインザー効果」を利用し(つまり、一部がぐるになっている)、販売効果を上げようとする集団もいますので要注意です。 そういう場合は、パレートの法則でも利用するのが良いかもしれません。 つまり、いくらいい製品であっても大体2割ぐらいの悪評があっても許せる範囲、というかかえって自然。