クッソ生きてやる
小学生ユーチューバーが不登校を肯定してる記事
「不登校は不幸じゃない」10歳のユーチューバー 沖縄から世界に発信「ハイサイまいど!」(琉球新報) - Yahoo!ニュース https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190505-00000002-ryu-oki
に対して、こんなツイートを見ました。
なんか、とても不快な気持ちになりました。
というのも、碧ちゃんも学校にも行かず、引きこもり生活をしていたからです。
親が仕事人間だった為、教育は放ったらかしで、それで碧ちゃんも段々心が折れて勉強意欲が無くなり引きこもりになりました。
家は貧乏ではなく、むしろお金持ちだったので、タワーマンションみたいなところを与えられて一人で住んでいました。
引きこもり時期には、字を書くという事がなくなり、一時期はひらがなすら思い出せなくて書けなくなる事もありました。
働くという選択肢も無く(社会が怖い)
でも、お金は欲しいじゃないですか。
親は私が自発的な行動をするのが嫌な人だったので苦労したんですが、なんとか頼みこんでMacを買ってもらいました。
それでフォトショップだとかHTMLだとか勉強して、ヤフオクやECサイト始めました。
商品の入荷、商品撮影、商品写真の加工、出品の説明文を書く、落札者とのメールのやり取り、商品発送の準備、郵便局に行く、など朝から晩までやっていました。ほぼ仕事でしたね。
碧ちゃんはハガキすら書いた事無かったのに、郵便物の種類、送り方等、全てインターネットでやり方を学んだの。すごくない?
ぶっちゃけ、この時期はものすごく儲かりました。普通に働くのがバカらしくなるくらい。忙しくて一人で切り盛りするのが大変なくらいになってきたので、人を雇いたいくらいになりました。人雇ったらそれもう会社じゃん!って、この事業を大きくする可能性もありました。
ここまで書くと、何不自由ない生活のように思えるかもしれませんが、私の心は空虚でした。
お金が増えても欲しいものは何もない。私が本当に欲しいものはなんなんだろう…。
碧ちゃんが欲しかったのは、カルチャーが好きだったので、東京で生のカルチャーシーンに触れる事でした。地元では味わえない事です。
リアルタイム感というのかな?
例えば、ビートルズが来日してみんなギャー!って騒いだり、YMOの真似してテクノカットしたりとか、フリッパーズギターの真似してアニエスベーのボーダー着たりとか、そういうリアルタイム感みたいな事が、どこか遠い世界のように感じてました。
生で好きなアーティストのライブ見たい!地方に来ないミニシアター系の映画見たい!だとか、普通にカルチャーが組み込まれる生活に憧れていました。
ここで一念発起、ヤフオクで儲けたお金で上京しました。
地元ではサッパリ受けなかったDJ、東京でめちゃウケました。
デビッド・モラレスっていうグラミー賞受賞の世界最高峰レベルのDJとも同じパーティに出演しました。
サニーデイサービスの「東京」ってアルバムのジャケットを書いた小田島等さんとバンド組みました。
今はエルマロってバンドの渋谷系裏番長と呼ばれる柚木隆一郎さんとパーティをやっています。
家で、ただレコード聴いてたアーティスト達と今一緒になんかやれてるって今でも信じられません。
他にもいろいろな経験をいっぱいしました!
学がないので就職とかは出来ないだろうと諦めて、今、生活は底辺ですが、文化に囲まれて幸せな日々を送っています。
話を最初の小学生ユーチューバーに戻します。
もし、YouTubeで生活出来るなら凄いじゃない!
小学生でFINAL CUTとか動画編集とかも出来るなら凄いと思うよ。スキルだけじゃなくて、こう見せると人は見るとか実践経験しないと理解らない事を身につけてるなんて凄いと思う!
それに、彼は学校の人達だけじゃなくて、ユーチューバーの有名な人達と交流出来て嬉しいって語ってますよね。とてもその気持ちよく理解ります。
親が胡散臭いとかって話もあるみたいですが、それでも子供は与えられた中でサバイブして生きていかなければなりません。
私は小学生ユーチューバーの彼の行動を否定したくはありません。彼の決断が後で後悔したとしても彼の人生を肯定したいです。
みんなが歩むレールを歩かない人を見ると、ああいった批判が出ると思うンですよね。ただの嫉妬だと思う。
学校行って勉強すれば選択肢が拡がるって意見も理解ります。時間は有限だから何にリソースを使うか?って事だと思うンですよね。ユーチューバーになった事決して無駄にはならないと思う。他の誰も経験出来ない事を出来てるンだから。
インターネットショップをデカくして経済的に安定する未来もあって、でも、それを蹴って今は東京来て底辺の貧困なのですが、もし、明日死ぬとしたらどっちの人生が良かったと思いますか?
碧ちゃんは、安定してた生活でも「あれやりたかったな〜、こうしてたらどうなってんだろうな…」ときっと後悔すると思うから、断然今の方が良かったと思うと思う。
本当の意味で"生きる"ってそういう事だと思います。
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