醜さを愛せ
リーガルハイで古美門弁護士がゆとりの国の王子様に
win-winの世界を創りたいというのは所詮君個人の
欲望だと言っている場面があります。
これを聞いた時ハッとしました。
だって「ゆとりの国の王子様」が言っている
win-winの世界を創りたい、みんなが幸せになれる世界を
創りたいというのって
一般的に「素晴らしい」と思われることですよね?
なのに古美門は独善的といっています。
これを聞いた時の心境はというと
雷に打たれたそれに近いものがありました。
もしかして思考停止していたのかと。
そして恥ずかしく思ったと同時に次のような事も思ったのです。
たしかに、「個人の欲望」かもしれない。
けれど、それが沢山集まれば・・・。という
「ゆとりの国の王子様」的な考えも分かるなと。
それに、どっちが正しいのかとか分からないし、
どちらも間違ってないと思います。
なのに、なぜか「古美門的考え」は少数派のようですね。
それはなぜか。
おそらく「空気」という魔物に逆らう勇気がないからでしょう。
そして自分は正しいという一段高い位置から物を見ている。
それでは本当の意味でみんながハッピーになれないと
いうことなのか。
なんにせよある意味「ゆとりの国の王子」を
認めているからこそ、
もし君がみんなが幸せになる世界を築きたいと本当に望むなら
「醜さを愛せ」と言ったと思うのです。
古美門らしい愛がここにあると私は思いました。
そして、私自身も醜さを愛せるような人に
なりたいなと思った回でした。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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