
生きる屍が満月の日に幸せになる覚悟を決めた話。#0002
第二話
数日後、 創(つくる)さんから連絡があった。
その時の話をまとめると、
お金は全部会社が出す。
作品の権利は会社にある。
心配事があれば何でも相談にのる。
という話だった。
これを聞いてボクのココロは決まった。
株式会社創(つくる)さんから本を出そうと。
そうと決まればあとはやるだけと、
ボクは伝票を奪い取るようにして店を出た。
今書かなくていつ書く。
ボクが書かずに誰が書く。
ともうひとりのボクがうるさいぐらいに
叫んでいた。
つづく
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