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女性を差別しないメンズリブ#7,終わらない「どうして男はそうなんだろう会議」

「男性同士で考える」会、7回目を開催しました。

「男性同士で考える」「女性差別をしないメンズリブ」の会
第7回の開催です。

前回に引き続き、今回も参加者は6名。
まだまだ新しい参加者を募集中です。
記事を読んで関心をもたれた方は、お気軽にご連絡ください。

月に1度のこの「定例会」だけでなく、
Discordによるオンラインコミュニティも作成中です。

読書会(6章)・感想

読書会は
『どうして男はそうなんだろうか会議』(筑摩書房, 2022)
の6回目。最終回。
第六章「すぐそこにあるマチズモ
 ―あの手この手で『マッチョ連合』を突き崩せ!」

マチズモ」という言葉から解説される
「男性社会あるある」に唸る時間でした。

以下、雑多ではありますが、
今回の読書会と話のメモです。

 ◆ 「マチズモ」

・マチズモについて、新たな概念として初めて知った。
有害な男らしさの代表的なものだと知る事が出来た。

 ◆p236 痴漢のようなジェンダーの問題

・「ジェンダーの問題では選挙で勝てない」
 という意見が出た。
・彼ら(男性政治家)は勝つところにいた。
・勝ち負けで判断されてしまう。
・SNSでもそうで、いいねやリツイート数で
 評価されてしまう。

 ◆p239 麻生太郎の新聞記者への対応

・麻生の方が立場が上なので言い返せない。
「マチズモ」の典型的な例であると同時に、
 男社会のパワーの差
であり、
 差別構造、ジェンダーの問題など
 いろいろなところに作用している。
・模索する必要がある。

 ◆p242 セクハラ限界値を探るおじさんたち

・「髪を切った?」「彼氏はいる?」と
 ギリギリのところを責めようとする
・セクハラだけでなく、パワハラでもそう。
 「お酒を注がせようとして、でも今はダメなんだよね?」
 そういう人ってめっちゃいるなと。
・限界値を探る人は、ほぼ男性。
女性と仲良くなるためにだが、
 女性を人として見ていない人が多い

 ◆p231 俺=公共

・Twitterでも大股開いて座っていて
 女性のカバンがぶつかると叩くというような話を目にする。
・痴漢の話で、全車両に防犯カメラを
 設置して欲しいという意見に対して、
 財政論=論点ずらしをするが、
 自分に牙をむかない人にしかやらない。

 ◆p242 トイレでの排泄音の機器=男性のところについていないのはジェンダー不平等?

・男性はいつも女性よりも、優位に立ちたい。

 ◆p242 菅官房長官「子どもを産んで国家に貢献を」発言

社会的に豊かでも他人に共感出来ないと感じた。
・アナウンサーの徳光さん
 AKBの人たちに「子ども1人か2人産める年齢」
 と言ったのは唖然とした。

◆p244 ジェンダー・女性の事になるとバグが起こるという問題

・Twitterで毎日新しい男性がエントリーしている。
 歴史学者、憲法学者、有名人の男性などうんざりしている。
・福祉職で、ケアする人に対しては親切だが、
 スタッフに対しては横暴でパワハラの人も多い。
 結局人を人として見ていない。
日常の中でその問題が見落とされている。
 自分が男性であることを、
 加害側の男性であるという事を忘れている。

・一緒に左派の活動をしている女性達から
 「俺は大丈夫だよね?」と認められて来た男性なのではないか。
・例えばポルノの事で指摘すると、
 「お前もポルノを享受しているだろう」と言われる。
 自分も男性であるということを棚上げしていて、
 それを女性から指摘される。

・LGBTQの事を言う人たちも、
 女性の人権については見ようとしない。
・昨日から話題になっているのはパレットトーク。
 トランスして男性になろうとする女性の話。
 「女の子なのだから〇〇して」という事を言われて
 男性として扱って欲しいと言う。
 ←いやいや、それは女性差別だから、
  女性差別と言うべきだろう。

◆p231 毎日がメンズデーな日本

・数値争いではなく、男性、女性
 両方が苦しくない様になっていくようにならないか。
女性に寄り添えない男性たちが問題。
 実際のところ、数値化すると男性は納得できるのか。
 対話しやすいのだろうか。
・男性と女性の議論が必要なのかと感じる。
・65対85ではなく、数値ではなく。論破すれば良いという問題ではない。
・政治家、映画監督、芸術家でも、
 男性が目立つ、仕切っているのを感じる。
・限界値を探る男性が気持ち悪い。
・勉強しているアピールとは違う。
 きちんと聞きたいのならお伺いを立てるべきだろう。
左派の男性が、なぜ女性の問題になるとダメなのか。
 昔の安保闘争の時にも、実は女性がいたのだが、
 男性をサポートする立場に立たされていた。
 女性は内側ではお茶くみや「肉便器」だったらしい。
・左派ってどこにいくんだろうか。
 左派の年配の方は未だにそういう目で見ているのだろうか。
・女性スペースを作る(女性専用車両)など、
 男性は協力しているところもあるが、感謝しろとは言えないし思えない。
・職場での人間関係が上手く出来る人が、
 女性に対しては上手く出来ない人。不必要な男性性。

・男性の方が、女性に比べて争いたがる印象がある。
・男性の方が数値化すると納得しやすい。
 数値に弱い?勝ち負けが分かりやすいのだろうか。
・不必要な男性性が問題を起こす。
・「マチズモ」……フェミニストステーションで話されていたような話。
 自分一人で読んでいるのはしんどかった。

◆女性差別と闘おうとする男性たちは味方がいない

男性からは「男のくせに」
 女性からは「あなたも男性だよ」と言われる。

 最初は自分も、仲間がいなくて、苦しかった。
・メンズリブは、本来、
 非モテの苦しさを話す場所だったりするのだが、
 ここは皆さん意識が高いので、
 女性差別をどう無くすかという話になる。
性被害に遭った男性の被害の話とか、
 そのような事も話せる場所があっても良い。
 これは女性にケアさせるわけにはいかない。

・「女性のために」という意識を持っている男性が、
 新たに男性の階層の上になっていき、
 ヒエラルキーが出来てしまって、それがマッチョなると言う説もある。

後半・フリートーク

自慢話でも武勇伝でもない
 「一般男性」から見えた生きづらさと男らしさのこと

 なるべく自分軸で男性たちが、マウントを取らずに、
 フラットに書いてあって、面白かった本。
・SNS垢を削除した。
 逃げでもあるかも知れないが、楽でもある。
 ただ日常でどういう事があったのか、
 半径何mことについて、敏感になれると思う。
・この間、いじめ問題について貼った事。
 海外ではいじめの傍観者の方に着目している。
・北欧で男女平等のために、男性の暴力に注目している。
 男性特有のジェンダー問題(健康、父親の地位など)を見ていく。
・男性の問題性を指摘するのも必要ではあるが、
 傷つかせてしまうかも知れない。
敵を作りたい訳ではなく、出来れば賛同できる仲間が欲しい。
 ではどうやった時に、仲間ができるか、
 それを求めていきたい。どうしても仲間が必要。
・ここにいる皆さんのおかげで救われている。
・問題に向き合いつつ、手探りで共有してくれる人はいないか。
フェミの女性と一緒にいると
 男性は退場するしかないという事になるが、このような場も必要。
・SNSから離れて、
 自分の時間や自分の身の回りにある事をやっていく事も必要。
・男性のケアを求める事は、女性にケアを求めているのか、
 それはそうかも知れない。
 ただ、協力して欲しいという女性がいれば
 協力していければ良いと思う。

・私たちが地道に取り組んでいる事も、
 少しずつ女性の興味関心を得ていければ良い。
・男性と女性がいる時に、男性が話すと、
 女性にケアを求めないでくださいと言われた事があった。
・女装男性好き女性もいる。
 女装サロンが関東にこれだけある。
 女子力アップのお手伝い(アルバイト)
 女性たちの承認によって女装をしている男性がいる。
・「日本彼氏連合」と言うNPOを作りたい。彼女を守るための組織。
 彼女が性犯罪に巻き込まれたら、彼氏連合で対応していく。
・政治的な分野でも政策提言していく。
 都に聞いた時に、男性学という事を初めて知った。
・作ろうと思ったきっかけとしては職場で起こった事や、
 友人の彼女が誘拐された事。
・女性が男性に言えていない性被害を受けたりしている事を
 警察に通報するなど出来ればと考えている。
・ちょっとだけ彼氏という呼び方が引っかかる。
・どうしても男性優位的な感じになってしまっているのは都からも指摘が。
・守るという立場というのも、子どもと親の立場ではないので、違和感。
・それについて話し合う機会をもつのがよいと思う。
・男性=守るもの。女性=守られるもの。
 という背景もある中で、日本パートナー連合だと、
 日本だと焦点がぼけてしまうのではないか。
・デートDVとか女性とどう付き合うのが好ましいのか。
 それを男性側からどう作っていくのが良いのか。
キャッチーではあるが、必ず女性からも男性からも突っ込まれるだろう。
 そこでしっかりしたものを作る必要があると思う。応援したい。
・痴漢パトロールの活動をして、社内で公表したところ、
 社内で痴漢をしていると思われる部長から
 ハラスメントを受けた事があり、
 今は解決しているが、このような事があった。
・痴漢に対して問題だと思ったのは、
 社内で片思いをした女性がいて、
 女性が痴漢に遭う事を学んでいく内に、痴漢に怒りが湧いた。
・自分はポルノにはまっている時期があり、痴漢モノも見ていた。
 その時は何が悪いのか全く分かっていなかったが、
 観ている内に苦しくなってきた。なぜ娯楽として成立しているのか。
・彼氏という点で、気になるのが、女性が所有物になってしまわないか。
・今後の進め方について、話し合って決めていこう。
 メンバーを広げるために、定例会のやり方や、課題図書、
 今後の方針なども、ディスコードも使って決めていきたい。

今回紹介された本など一覧

おわりに

会について関心のある方は、是非ご連絡ください。
また、今後の当会の活動についても関心をもっていただき、
マガジンのフォロー、運営人アカウントのフォローなど
していただけましたら幸いです。


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