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雑駁記録。日常にひそむ世界。 東京在住。一級建築士。

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  • 一級建築士試験まとめ

    一級建築士試験の記事をまとめています。

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都市空間に溢れるバグを見つけて楽しむ

コンピュータやゲームなどのプログラムで、開発者が意図しない挙動や不具合が生じたときに発生する「バグ」。 ゲームで意図的にバグを利用して楽しんでいた方も多いのではないでしょうか? 私は初代ポケモン世代ですが、バグを利用して普通では出現しないポケモンを出現させて捕まえたり、普通は1個しか手に入らないマスターボールを大量発生させたりして楽しんでいたことを思い出します。 現実の都市空間に潜むバグ 普段私たちが過ごしているまちは、国や市町村が中心となり、合理的に、安全に、快適に生

    • 詐欺業者から送られてくる迷惑メッセージ集

      2023年5月23日 3時53分 真夜中に1通のショートメッセージが届く。 『えーーー、あの白石麻衣からメール!?  こんなチャンスは二度とない!  このチャンスをものにしなければ!!  よーし、まいやんのハートを射止めるぞぉ💘』 となるはずもなく…。 有名芸能人を装った典型的な詐欺メッセージです。 * 記事を読んでくださっているほとんどの方は詐欺メッセージを受け取ったことがあると思います。明らかに怪しいものが多いのですぐにスルーしてしまうと思いますが、残念ながら一定

      • 通勤電車における行動ランキング

        私は平日はほぼ毎日、同じ時間の同じ電車に乗って通勤しています。 電車内をざっと見回すと、ほとんどの人がスマホを操作しており(私も含め)、寝ている人も結構いる印象です。 7人掛けの座席シートが全て埋まっていて、全員がスマホを凝視している様子は今では見慣れた光景ですが、数年前の私たちが見たら不気味に感じるのではないでしょうか? しかし、そんな現代社会の型にはまってしまった人たちで溢れる中、我が道をゆく独特な行動をしている人もたまに見かけます。 電車内の行動を記録している記

        • 暗がりの中で食べる羊羹はそんなに美味しいのか?

          『陰翳礼讃』という書籍はご存知でしょうか? 90年前の1933年、谷崎潤一郎という随筆家によって書かれたもので、建築やデザイン、アートなどに携わる者なら読んでおくべき名著だと言われている本です。 先日とある古民家に宿泊したのですが、壁一面の本棚の隅っこに置いてあった『陰翳礼讃』と目が合い、ようやく読むことができました。 自宅用としても即購入しました。 内容はタイトルの通りですが、日本文化の「陰影」を「礼賛」するお話で、伝統的な日本文化の美や、日本人の独特な美意識について

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        • 一級建築士試験まとめ
          3本

        記事

          クリティカルフィットのチーズinちくわ

          私は休日に平日のお弁当用のおかずを作り置きしているのですが、毎週ヘビロテして作っているおかずがあります。 それは、 ベビーチーズinちくわ(通称 チーちく) です。 皆さんも食べたことありますかね? 私はこれが小さい頃から好きで、今でも飽きずに食べ続けています。 ベビーチーズにも色んな味の種類があるので、毎回違う味を楽しむこともできます。 (体にはあまり良くなさそうなので食べ過ぎ注意) 作るのが超簡単で、美味しいのはもちろんなのですが、あるメーカーの商品同士を組み合わ

          クリティカルフィットのチーズinちくわ

          先日投稿した記事が7500ビュー、50スキを超えていて『バグ』か!?と思ったら、note公式さんから注目記事としてピックアップしていただいていたようです。こんなことあるんですね…。 訪れていただいた公式さん、皆さんありがとうございます!

          先日投稿した記事が7500ビュー、50スキを超えていて『バグ』か!?と思ったら、note公式さんから注目記事としてピックアップしていただいていたようです。こんなことあるんですね…。 訪れていただいた公式さん、皆さんありがとうございます!

          余ったカットサンプルでブックカバーをつくる

          昔っから読書嫌いな私でしたが、どういうわけか最近は本を読むことが楽しくなって、通勤中、お昼休み、休日、寝る前など、暇さえあれば本を開くようになりました。心にゆとりができた影響もあるのかもしれません。 そこで、できるだけきれいな状態で本を読みたいし、私が何の本を読んでいるのか周りの人に見られたくないし、、、という理由から、ブックカバーが欲しいと思うようになりました。 そのとき読んでいた本がA5版サイズ(148mm×210mm)のものが多かったのですが、ネットで探すもあまりし

          余ったカットサンプルでブックカバーをつくる

          お金をかけない暮らしも十分楽しい

          私は元々物欲や所有欲が薄いのかもしれませんが、ある程度大人を経験すると、「欲しいものとかやりたいことって特にないなあ」と思うようになってきました。 最近は休日もなるべく予定を入れなくなり、お金を消費するという行為自体に疲れを感じるようになってきたように思います。 大人になりたての頃は知識や経験が少ないので、とりあえず周りの人に合わせて色んなものを買ったり、色んなところへ行ったりしました。田舎から都会に出てきたこともあり、見えるもの、聞こえてくるもの、匂ってくるもの、さまざま

          お金をかけない暮らしも十分楽しい

          転職して人生が好転しはじめた(建設業界編)

          私は新卒で4年半勤めた会社を辞め、約2年前に現在の会社に転職しました。 結果的に、転職したことで人生が好転しはじめました。 あのとき一歩を踏み出さずに転職する決断をしていなければ、今ごろどうなっていたかと思うと背筋が凍ります。 そこで備忘録も兼ねて、前職から転職して今に至るまでの過程と変化したこと、今後やりたいことなどをまとめたいと思います。現職での仕事が辛く、転職を考えている方(特に建設業界)にとっても多少は役に立てればと思っています。 前職について前職は某建設会社

          転職して人生が好転しはじめた(建設業界編)

          【一級建築士学科試験】独学で一発合格したときの勉強法

          一級建築士試験の記録 学科試験編 です。 ↓一級建築士試験の関連記事はこちら↓ 私は令和元年(2019年)に初受験し、 学科試験に独学で一発合格しました。 資格学校に通う方が多いと思いますが、 勉強時間やお金が捻出できない そもそも学校に通うこと自体合わない など、さまざまな事情があって独学を選択される方も多いと思います。 少しでもそのような方の参考になればと思い、 私が学科試験を独学で一発合格したときの勉強法を紹介しようと思います。 参考までに、 令和元年本試験で

          【一級建築士学科試験】独学で一発合格したときの勉強法

          【一級建築士製図試験】合格プランを3D復元してみた

          一級建築士試験の記録 設計製図試験編 です。 ↓一級建築士試験の関連記事はこちら↓ 私は令和3年(2021年)の製図試験に3回目(角番)で合格しました。 合格したときの備忘録として残しておきたかったので、合格プランを3D復元し、色々と分析してみました。少しでも参考になれば幸いです。 合格プランの復元図 本試験で描いた図面と記述用紙は試験直後に回収されてしまいます。 なので、私の通っていた資格学校は試験後に校舎へ戻り、もう一度本試験で描いた同じものを復元しなければならず、

          【一級建築士製図試験】合格プランを3D復元してみた

          【一級建築士試験】合格を勝ち取るまでの記録

          久しぶりの投稿です。 2021年12月24日、私は令和3年一級建築士試験に合格しました。 色々なことを犠牲にし、人生が狂わされるほどの過酷な試験だったので、その記録を残すことにしました。ただの自己満足な記事になりますが、流し読みでもしていってもらえると嬉しいです。 ↓一級建築士試験の関連記事はこちら↓ 一級建築士試験の概要 一級建築士の試験は、年1回、毎年7月に「学科の試験」、10月に「設計製図の試験」が実施され、双方合格することで取得できる資格です。製図試験は学科試

          【一級建築士試験】合格を勝ち取るまでの記録

          言葉を補うこと

          私は言葉にすることが得意ではありません。 いま書いているような文章としての言葉にしても、話す言葉にしても、広義の意味での「言葉」で表現することが苦手です。 言葉には今まで自分の中のボキャブラリーとして蓄積してきた無数の言語があり、それらを繋ぎ合わせる文法があり、ある一文を作り上げるのにも無限の表現方法があります。 だから、たった一文でもより最適な文章を作ろうといちいち迷ってしまい、堂々巡りの状態が続いてしまうことから苦手意識をもってしまっているのだろうと考察しています。

          言葉を補うこと

          テクノロジーと未来都市

          いまやテクノロジーは、私たちの生活に欠かせないものとなっています。 10年前でいえばスマートフォンの普及、最近でいえば、直接人と会わずともリモートで対話することが当たり前になってきており、これもテクノロジーの進歩によるものです。 このようにテクノロジーは日々進歩していますが、長い年月をかけながらシームレスに変わってきているため、現代人にとってはそれほど大きな変化は感じられないでしょうが、数百年前の人たちがいまの現代社会をみれば、全く想像がつかない世界が広がってみえるでしょ

          テクノロジーと未来都市

          いま大地震がきたらどうなってしまうのか

          自然災害やパンデミックは、ある日突然やってきて、私たちの生活を一瞬にして奪い去っていきます。 今まさにコロナウイルスという世界的なパンデミックによって、外出自粛が余儀なくされている現状です。 しかし考えてみてください。 いま大地震がきて、頼みの綱である自宅が崩壊してしまったら? ****************************** 直近で起こった大地震と言えば、 2004年の新潟県中越地震 2011年の東日本大震災 2016年の熊本地震 などが挙げられます。

          いま大地震がきたらどうなってしまうのか

          ボタン1つで非日常の世界へ

          神社の鳥居、お店の暖簾(のれん)、テーマパークのゲートetc… このような境界によって領域を形成することを「結界」といい、結界を通れば、非日常の世界にトリップすることができます。 多くの人にとってオフのときの楽しみといえば、旅行に行ったり、美味しいご飯を食べに行ったり、テーマパークに行ったり、非日常を味わうことだと思います。 しかし外出自粛によってなかなか家から出ることができない今、このような体験ができないのが現状です。 これに比例して、家庭用ゲームが熱を帯びてきまし

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