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山茶始開

腕を焼いた日差し消え
身を守るは庇う長袖
そんな立冬

同じ秋でも
人が定めた日付なんて
ただのえそらごと

まだ進まない赤を
まだ落ちない葉を
変えれない世界を
何かのせいにする

でもなぜか
季節は進む
私の命も
不規則な螺旋

山茶始開つばきはじめてひらく



秋の赤
進み葉も落ち
そのあとも
花で繋げる
冬の赤へと

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