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【働きがい創造社員に学生がインタビュー#08】『障害のある方に寄り添う』~株式会社関通の障害者雇用~       

こんにちは!学生インタビュアーの原田です。
今回は、株式会社関通に勤務する山本幸太郎様にインタビューを行いました。

|プロフィール

山本幸太郎様

福祉業界に長らく従事。
関通では、福祉事業部・就労継続支援B型作業所のサービス管理責任者を務めています。


|関通株式会社とは?

兵庫県尼崎市西向島町に本拠を置く、大阪・首都圏を中心に物流センターを展開する総合物流での上場企業です。 
主な事業内容は、配送センターや倉庫業務のアウトソーシング、EC・通販物流支援サービスです。

Q.関通株式会社の自慢できる点は?


「関通には、福祉事業部が設置されています。関通の器の大きさを生かして、自由に福祉事業部を運営できるという点は、強みだと感じています。
また、昨今、働き方改革が盛んです。弊社でも、賃上げが行われたのですが、正社員・パート・障害のある方の全ての賃金が上がりました。
社員を大切にする考え方は、関通の素晴らしさだと思います。」

Q.障害者雇用を行ったきっかけは?


「弊社は、障害のある方の能力を活かしたいという思いがありました。障害のある方が働きやすい環境を会社が作り、能力を最大限発揮してもらう。障害のある方を戦力として捉え、障害者雇用を始めました。」

Q.障害のある方が行う仕事内容は?


「主な業務は、ピッキング作業や倉庫内業務ですが、障害のある方の特性にあった仕事に取り組んでもらっています。」

関通株式会社HPより引用

Q.福祉事業部の仕事は?

「私たち福祉事業部のスタッフは、働く現場と障害者の間に入って仕事を行います。障害のある方の特性を見極め、従事できる仕事を探すことが主な仕事です。働く障害のある方が、最大限に力を発揮出来るよう配慮しています。」

Q.障害のある方へのサポートは? 


「障害のある方の中には『仕事が辛い=悪』と考える方が多くいます。
その為、辛い様子を見かけたら、必ず声を掛けるようにしています。また、なぜ辛いのか、その原因についても必ず把握するようにしています。辛い原因が、仕事にある人もいれば、家族やお金の問題にある人もいます。スタッフが相談相手となり本人に寄り添うことで、仕事に専念できる環境作りに努めています。
状況を理解するための面談は、月に一度必ず行っています。」

Q.障害のある方のやりがいは?


お金をもらえること、相談できる場所があることがやりがいに繋がっていると思います。
私生活での不安を相談できる場所があれば、心配なく働けます。不安をなくしてあげることがストレス解消になり、モチベーションの向上に繋が
っていると思います。」

Q.障害者雇用を行い良かったことは?


「障害者雇用を行い、良かったことは多くあります。

まず一つ目は、職場環境改善が行われたことです。ある部署では、職場環境が悪く、障害のある方が就労困難な状態でした。しかし、福祉事業部の指摘を基に様々な改革をし、障害のある方も健常者も働きやすい環境が生まれました。環境を改善したことで、商品事故が減る・効率が上がるという素晴らしい効果を得ることもできました。

二つ目は、社員の定着率が上がったことです。
弊社では、退職者が多く、パート・正社員の定着率は高くありません。しかし、障害者雇用を行うことで退職者が少なくなってきています。
背景には、障害のある方が働きやすいシステムを導入したことで、健常者の社員も働きやすくなったことが挙げられると思います。」

Q.障害者雇用を広めるために、必要なことは? 


固定観念をなくすことが大切だと思います。
障害者だから、仕事は出来ないと考えてはいけません。障害のある方が輝ける環境を作ろうと多くの会社が思えば、障害者雇用は広まっていくと思います。」

学生インタビュアーの感想まとめ


福祉事業部の取り組みは、大変勉強になりました。相手に寄り添い、思いを馳せる。この姿勢は健常者の社員への向き合い方としても重要な考え方だと思いました。


|会社概要

本社住所 〒660-0857 兵庫県尼崎市西向島町111-4
TEL    0800‐555‐0500
HP    https://www.kantsu.com/


関西本社 外観 HPより引用


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