評価の視点
小学校の児童の英語スピーチを中学校の生徒と一緒に見ました。
まず5年生のスピーチを見ました。「あなたが先生なら、スピーチをした子に何と言いますか?」と投げかけてみると、「英語がもっとすらすら出てくるとよい」「えー、えーっとなどの言葉を減らせるとよい」「原稿から目を離せるとよい」などの言葉が返ってきました。
内容に関する部分ではなく、英語をどのように使用しているかや、スピーチとはどうあるべきか(いいスピーチとは)というところに視点があったのだとわかります。
スピーチをしてくれた子の、頑張ったところは見えませんでしたか?と投げかけ、次に6年生の動画を見ました。動画を見た後に、5年生の動画と同じように問いかけてみると「内容がわかりやすいようにスピーチができていた」「スムーズに話せているところがあってよかった」などのポジティブな意見がたくさん返ってきました。
5年生のスピーチを、厳しく見たつもりはなかったのでしょうが、どうやって評価をすればよいかの視点が足らなかったのでしょう。優しくするにも、大人が視点を与える必要があるのだと感じました。生徒同士の評価の重要性が言われていますが、それをするにも練習が必要ということです。
みんなで授業を作っているのだから、いいところも見ていかないとね。