自己開示が多い今日この頃、あえてあの時の“顔面マヒなスターズ“話
伊勢から帰って、ようやく落ち着いたような気がした5月のある朝
歯磨きしてると 口の端から 水が溢れる、、、
コーヒーがちゃんと飲めない、、、
なんとなく顔に違和感を感じ 鏡を覗き込むと
右目が 瞬きもせず、自分を睨みつけてる
何が起こったのか わからない
とにかく病院🏥、、、きっと 顔のことだから(顔が命だからな、やっぱり)整形外科だ。
「魚住くん ここ読んでみ」
診察室で分厚い医学書を先生から渡された
「片側高度顔面神経麻痺」
なんじゃそりゃ、ストレス云々、、、
先生の話しも fade out ,,,。
だんだん 右眼が閉じなくなってきた
土曜日のかかりつけの内科に駆け込んだ頃には
完全に麻痺が進んで
口は閉じない 右瞼は瞬きできないまま 右手で覆う状態だった
すぐ紹介状書いてくれて、〇〇和歌山医療センターへ。
検査の結果
眼科、耳鼻科、脳神経外科、、若いドクター達
「あ、僕が担当です。耳鼻科の〇〇です。」
耳鼻科なんだ、、、整形外科じゃないの?もうええって!
「これから 酷くなっていきます。今がピークではないです。9日間の入院となります。月曜にそのつもりで改めてお越し下さい」
9日間って決まってるわけ?
ピークって、、なんじゃそりゃ。
まぶたも閉じないし、運転できないし、人生初めての入院ってのを経験してやろう、、と1人決心したのでした。
なぜか 消化器内科の病室 首から下が元気なあたし
胃〇〇の方、十二指腸潰瘍の患者さん、入れ替わり達代わり
まー、出入りの多い病室。
9時30分消灯 朝6時に採血💉、、、勝手にしてくれ。
毎朝の診察 耳鼻科の偉い先生なんだろうな、日によって違う先生。でも言うことはみんな同じ。
「切開手術しましょうか、耳の👂後ろの骨を🦴開いて混乱してる神経を整えます、仮予約は、えーっと」カレンダーを指差しながら。
横にいた、若いドクターが
「先生、魚住さんは音楽されていて、、、」言ってくれた。
そんな言葉は全く無視無視!
「先生、後遺症は残りますか?」
「5~10デシベルの音の差が、右、左耳で出るかもしれません」
「どのくらいの音なんですか?」
「これくらい❗️」
めちゃその音 デカいやないか!そんな音の差出たら 商売できんわ!
人を実験台、モルモットにするなや、さっきからお前の患者に対する言葉には
血🩸が通ってないやないか!
と、思わず叫んでしまいました。
心で。
毎日のステロイドの点滴だけの治療、
改善した様子もなく 9日間の入院ライフはあっさり終了。
残ったのは13個の歌詞と、
アイパッチしたまま平気で歩ける感覚。
退院後も、かかりつけのドクターの治療と鍼治療
ま、いい体験となりましたとさ。
でその時の「黒い夜」改め
『夜の色』をお聴きくださいませ。
すべてに喜びと患者 お陰様