PTDメンターが厳選!おすすめのUI/UX関連書籍4選+1
PLAY THE DESIGNERでは、毎週土曜日の夕方~夜に様々なオンラインイベントコンテンツを配信中。今回は、6月27日に行ったPTDメンター陣によるおすすめのUI/UX書籍の紹介を、noteで振り返って行きたいと思います!
◇参加メンター
岡部ちゆきさん、スズキアユミさん、篠原直人さん、石井宏樹さん
※各メンターについては、リンクから紹介インタビューをチェック!
■岡部ちゆきさんおすすめ書籍:『ウェブ戦略としてのユーザーエクスペリエンス』
PTDのTwitterアカウントの運用も担当しているおかちゃん。日頃からおすすめ書籍を多数紹介していたので、もうストックが無いのでは…なんて不安もありましたが(笑)、バイブル的1冊を紹介してくれました!
◇『ウェブ戦略としてのユーザーエクスペリエンス』
著者:Garrett,Jesse James
出版:毎日コミュニケーションズ
WEB、アプリなどに限らず「デザイナーがやった方が良いこと」が網羅されている一冊。「これに沿ってデザインしていけばOK!」ともいえる、バイブル的な書籍です。内容は少々難しいので、少しづつ理解していければ大丈夫。
章立てもUXの五階層モデルに沿っていて、ソフトウェアインターフェースとしての文脈、ハイパーテキストシステムとしての文脈等に分かれていて、それぞれの領域について解説されています。五階層モデルはPTD Twitterでも何度か解説していますが、最近また目にする機会も増えてきていますよね。
現在はなんと、中古で4万円ぐらいするのだとか…!会社の本棚でみつけた方は、幸運かもしれません。
■スズキアユミさんおすすめ書籍:『はじめてのUIデザイン』『デザインスプリント』
まとまった情報が得られるので、自己投資と思って本を買うことも多いというアユミさん。他のメンバーと被るかも…と、いくつか候補を用意した中で、おすすめの2冊を紹介してくれました!
◇『はじめてのUIデザイン』
著者:池田拓司、宇野雄、上ノ郷谷太一、坪田朋 他
出版:(改訂版)Amazon Services International, Inc.
メンターを始める際にUIのおさらいのために購入した書籍。初歩的な内容ですが、スキューモーフィズムの流れから、現在のフラットデザインに辿りつくまでといったデザインの歴史もしっかり押さえられていて、いつ見ても勉強になります。
著者が複数人いるため文体が異っており、すこし読みづらさはあるかもしれません。それでも、デザイナーとしての働き方や役割、他の職種との関わり方などにも言及されており、非常に面白い一冊です。(リンクはKindle版として加筆修正してリリースされた改訂版)
◇『デザインスプリント ―プロダクトを成功に導く短期集中実践ガイド』
著者:Richard Banfield、C. Todd Lombardo、Trace Wax 他
出版:オライリージャパン
デザインスプリントとは、GoogleVenturesが投資先で実践しているフレームワーク。デザインは一人で行うわけではなく、コラボレーションが必要なものであり、その際の心構えや必要なものについて知ることができる一冊です。
■篠原直人さんおすすめ書籍:『ヘンテコノミクス』
UI/UXの専門書の紹介が多い中、行動経済学についての異色本をピックアップしてくれた篠原さん。デザインでも必要な行動経済学の知識について、まずはこれで概要を掴むのがおすすめ!
◇『行動経済学まんが ヘンテコノミクス』
著者:佐藤雅彦、菅俊一、高橋秀明
出版:マガジンハウス
「人間って、不合理なのにこんなことしがちだよね」という行動経済学のポイントをまとめた漫画。「人間はどう行動し、どう感じるのか」という問いと向き合う場面が多々あるUI/UX領域では、人の発言の裏に潜む真理へと想像力を働かせるための知識が必要。行動経済学を学んでおいて損はありません。
行動経済学の書籍は分厚く難しいものが多いですが、漫画なのでとっつきやすく、内容もきちんとエッセンスが抽出されているのがおすすめのポイント。行動観察やユーザーインタビューで起こった出来事を解釈する時などに役立つはずです。
■石井宏樹さんおすすめ書籍:『ヒューメイン・インタフェース』
最後に、難しいながらも本質的な理解を与えてくれる一冊を紹介してくれた石井さん。オーナーのツモマーさんも、この本を読んでOOUIやモーダルなどについて理解できたといいます。
◇『ヒューメイン・インタフェース』
著者:Jef Raskin
出版:ピアソンエデュケーション
「ヒューメイン」とは、”人間に優しい”ということ。2000年の出版のため内容は古くなっていますが、「なんでショートカットキーを沢山使うのに、「戻る」ボタンを作らないの?」など、当たり前に思っていることへ疑問を投げかけるような視点を得ることが出来ます。
メンターのおかちゃんもこの本を読んでいて、人とシステムが対話する時のあるべき姿について書かれているという印象を受けたといいます。例えばアプリなどではユーザーの滞在時間が長いことが良しとされがちですが、裏を返せばそれは、時間を無駄にしているとも言えること。そうした「本当にあるべきUI」について考えるきっかけを与えてくれる一冊です。
メンターがそれぞれの視点で選んだ書籍は、初心者向けから少し内容の難しいものまで様々。是非気になる書籍があったら、手にとってみてくださいね!
◇YouTube配信もアーカイブ中。<こちら>からどうぞ!
※2021/3/1追記: 新規受付は停止いたしました。
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