とよぷくまい歳時暦
お米作りには八十八の手間がかかるので「米」と書くといわれます。
コメトルクラブでは、そんなお米づくりの作業や、歳時の催し、稲の成長などを、すべて見たり、体験したりすることができます
○のついた行事はイベントとしてコメトルクラブみなさんにお声かけする会です。ぜひご家族でご参加ください!
○がついていない作業なども、その様子はコメトルクラブのLINEなどでお知らせしていきます。ご希望があれば見学、お手伝いいただけます。
○田の神さんまつり
5月中旬(2024年は5月12日(日)に開催)
地域では、山の神が春になると山から降りてきて田の神さまになると言い伝えられています。お供え物をして、今年の豊作と作業の安全を祈願します
畦塗り
5月中旬 田んぼに水を張ったときに水が漏れたりしないように、田んぼの縁に泥を塗り固め、モグラやカニの穴を塞ぐ作業です。
合鴨の家づくり
5月中旬 田んぼに合鴨も放牧する「かもかもまい」の田んぼ特有の作業です。水に浸からず、直射日光を避け、休憩できる合鴨のお家を作ります
田起こし
冬〜春 天候を見ながら数回行う作業です。田んぼを耕すことで、雑草や稲わらを土にすき込み分解を促します。雑草を生えにくくするための作業でもあります。
苗箱準備
5月 苗箱に土を入れ、土を平らにならします。種を蒔いた時に、均等に発芽し、成長するように気をつけて作業します。
種まき、育苗
5月末〜6月 準備した苗箱に、均等に種もみを蒔きます。PLAYFARMでは、もみがらくん炭で覆土し、遮光シートを被せ、苗を育てます。
代かき
6月中旬〜7月 田起こし後の田んぼに水を張り、再度細かく耕すことで、田植えに適したトロトロの土の層を作ります。同時に、土の表面が水面から露出しないよう、できるだけ平らになるよう整えます。除草剤を使わない「かもかもまい」の田んぼでは、この作業がとても大切です。
○田植え
6月末〜7月 代かきの済んだ田んぼに、育てた苗を植えていきます。コメトルクラブでは、会員のみなさんと田んぼの一部を手植えしていきます。子供は泥だらけになり最後は田植えどころでななくなってしまうようです。汗
○さなぶり祝い
田植えの後 田の神さんに田植えが無事終わったことを感謝し、豊作を祈って催す宴です。田植えに関わったみなさんで、まぜごはんなどを美味しくいただきます。
合鴨放牧準備
田植えの後 合鴨を田んぼに放牧するために、柵などを設置します。合鴨が逃げないようにというのもあるのですが、外からイタチやキツネが入って合鴨を食べないようにします。
合鴨放牧
田植え後5日程度 苗が少し根付いて、緑色が少し濃くなったころに合鴨のひなを放牧します。合鴨はとても面白い動きをします。1日見てても飽きないくらいです
○草とり
7〜8月(適時) 合鴨はイネ科の草は食べないようです。特にイネ科の雑草を手で取ります。取らないと稲刈りの時に、コンバイン(稲刈り用の機械)が入ることができなくなります。これが特に重労働です!
○かわまつり
草とりの後(本当は田植え〜夏の土用) 水の神であるかっぱの好物を供え、豊作や、水遊びする子供達に悪さをしないよう祈ります。コメトルクラブでは流しそうめんを楽しみます。
開花、結実
8月末〜9月 小さな白い花が咲き、だんだん実が熟していきます。稲穂が頭を垂れる前にやるべき仕事が次の作業です。
合鴨を牧場へ移動
稲穂が頭を垂れる前まで イネ科の草を食べない合鴨。実はお米は大好物です。合鴨に見つかる前に、牧場へ移動させなければなりません。
○稲刈り〜乾燥orかけ干し
10月中〜下旬 しっかり熟したら稲刈りです。大部分はコンバインで刈り取ります。機械で刈り取ったお米はそのまま乾燥機にかけ、籾摺りまでを一度に行います。終了後、お米のお渡しを開始します。
また、一部のお米はイベントとして、鎌で手刈りして、束にし、竹などで組んだ台にかけて乾燥させます。いわゆるかけ干しです。
○鎌上げ祝い
稲刈り後 今年はもう鎌の使い納めということで、稲刈りに関わった皆さんで無事終わったことに感謝する宴を開きます。コメトルクラブでは去年のお米の食べ納めをします。
○脱穀
天気次第ですが、かけ干しの大体2週間後 手刈りしかけ干しした稲のもみ種を脱穀機にかけ外していきます。この作業はここ数十年やっていないとのこと。昔ながらの米づくりを体験しようと去年始めました。
○籾摺り
脱穀後 唐箕という機械で風を起こして、種籾とゴミを分け、やっと籾摺りができます。籾殻を外して玄米にする作業です。
○籾摺り祝い
籾摺りが終わると籾摺り祝い。コメトルクラブでは今年の摺りたて新米をみんなで味わいます。
○餅つき
11月〜12月 新米でお餅つきの会を開催します。つきたてのお餅を醤油やきな粉などで食べたり、お雑煮に仕立てたりして楽しみます。ご自宅用の鏡餅も作ることができます。
○正月飾りづくり
11月〜12月 かけ干しの藁でお正月飾りを作ります。自分で作ったお飾りで新年を迎えるのもいいですね
○どんどや
1月の松がとれる15日頃に開催する予定です。手作りしたお正月飾りを焚き上げ、鏡餅などを開いて焼餅にして食べることで今年の無病息災を祈ります。