着々と準備が始まっています。
今日4/2はヒロキ、だいちゃんと3人で様々な作業を行いました。
まず、桃の木に実がなった時に枝が折れないよう、吊りの針金を締めなおす作業を行いました。吊りやつっかえ棒がないと、実の重さに枝が耐えきれず折れてしまいます。
今まで長い月日をかけて(農家さんが)育ててきたものの成果をしっかりと収穫するためにも、この時期の準備は非常に大切な役割を担っています。
つっかえ棒でも問題はないのですが、草刈り機や昇降機が入りにくいという点があるので、使いどころを考えなければいけません。吊る位置もしっかり考えないと、支え切れず折れてしまうので簡単そうに見えて、技術が必要になります。
吊りの直しを終えて、先日植えたシャインマスカットの苗に添え木を立てました。苗が伸びてきたときに、棚上の針金に届くまでの支えとなる添え木は人間の親のような感じだと勝手に思っています(笑)
育って軸ができるまでしっかり支え、数年後にしっかり収穫できるための準備となります。
添え木を終えてある程度やることを終えると、摘花班と草刈り班に分かれての作業。摘花は一通り終えていましたが、少し気になるところを再び落としていきます。
桃は蕾の時期から摘蕾、摘花、摘果と、約95%もの蕾(実)を落として着果量を調整し、大きくて甘い桃ができるそうです。皆様のもとに届く桃は、厳選された実なのですね!
そして草刈り班は、伸びてきた草をモアに乗って刈っていきました。昨年の草刈りや除草剤を少しサボり、身長をも超えるほど伸ばしてしまったという反省をしっかりと反映させ、コツコツと定期的に行っていきたいと思います。草刈りは脚立の入れやすさや圃場の歩きやすさなどに大きく影響するため、春から夏にかけて重要な作業の一つと言えます。
吊りの直しも添え木立ても草刈りも、今シーズンの、今後数年間の大事な準備です。植物相手に作業をしている僕たちは、作業に遅れを出さないことが最重要となります。植物だけでなく、天気や機械トラブルなど多くの要因の中で最善の選択をし、常に先手を打って動けるように、3人で頑張っていきたいと思います。
問題が起きた後に処理をするのが仕事ではなく、問題が起きないようにするのが僕たちの仕事だと、以前加賀見さんから言われたことを実践していきます。
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