インプロゲームは、何のためにあるのか?
今日は久々にパティのWSを受けて、インプロゲームの意義について学びました。
インプロにはたくさんのゲームがあり、教育的なもの(インプロバイザーの能力を鍛えるもの)もたくさんありますが、中にはただ演じていて面白いだけで、むしろインプロバイザーにとって悪い影響を与え得るものもあります。
例えば「最初と最後」という、シーンの最初と最後の台詞が決まってるというゲームがあるのですが、これはプレイヤーにブリッジング(未来を予測して、決めた場所にプランしながら向かうこと)することを教育してしまったりします。
もちろんゲーム自体の良し悪しもありますが、指導の仕方も重要で「指導者によって良いゲームも悪いゲームに変わり得るし、悪いゲームが良いゲームにも変わり得る」とパティは言います。
例えば「He said, She said」という、とても良いゲームがあります。
相手プレイヤーが台詞を言った後に、自分が「と言って彼は/彼女は、〜した」と相手のト書きを言い、相手を行動させます。
(例:「海に行こうぜ」「と言って彼は、サーフボードを手にした」)
これは自分で全てコントロールしがちなインプロバイザーのコントロールを外すためのゲームなのですが、やり様によっては、面白い行動をさせることが目的になってしまったり、ト書きを言う側が喋り過ぎて逆にコントロールし過ぎてしまったりします。
そうなった時に適切に対処するのが、指導者の役割です。
ゲームのやり方を教えることは誰にでも出来ますが、良いインプロバイザーを育てるためには、そのゲームの目的や思想の理解はもちろん、そしてそこへ導いていく力が必要なのです。
ゲームを達成すること、うまくやること、勝つことを重要視するのではなく、相手に良い時間を与える、リスクを取る、ストーリーを作ることを重要視することが、良いインプロバイザーを育てていくためには大切なのです。
僕が講師を務めるユースクラスでは、特に前半はゲームを中心に進めますが、教育的なインプロゲームしか扱いませんし、良いインプロチーム、良いインプロバイザーを育てるために指導していきます。
これまでにたくさんの方々に活動を応援して頂き、クラウドファンディングも達成まで残りわずかとなりました!
しかし、残り期日は1日しかありません!!!何とか達成させたい!!!
このクラスの1期とも言えるオンラインプロ部の子達は、既にインプロ界の未来を背負うかけがえのない若武者に育っています。
今回のユースインプロも、そんな素晴らしいクラスにしてみせます!
皆様からの更なる応援をお待ちしております!(もちろん参加も!!!)
↓その気持ちを綴った記事↓
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