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沖縄合宿前のり その1
11月25日 沖縄合宿が始まる週になった!
わたし、岩橋とうららは事務局として、4日も前から沖縄入りをして、沖縄の魅力を探ることになったのだ。
今回の合宿はやんばるという北部。
23日.24日の「いきる朗読」の時間では、朗読を聴きながら、何度かグッとくることがあった。
参加者の皆さんのお顔や身体が開いていく瞬間だ。
身体に一本の太い線が通り、無駄な力が抜けて、ふるえる響きだけがあとに残る。
そんな瞬間が多々あって、美しい瞬間を見せていただけた。
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そんなひと晩を過ごし、朝、8時半に羽田空港に着いた。
羽田空港を利用するのは、何年ぶりだろう。
手荷物を預けるのも、保安検査も、自動化が進んでいてびっくりした。
サクサクと人が移動場所に向けて処理されていく。
けれどどんなにたくさんの人やことが処理されようとも、羽田空港にはまた次々と人がやってきて、いろんなことで溢れかえっていた。
時間通りにフライト。
今日は富士山がよく見えるらしいとのアナウンス。
はたして、
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あおいなぁ
地球のまるさや大きさを感じられる瞬間だった。
無事に沖縄に着いた。
朝早いと思っていたら、着いたらあたりまえだけどお昼になっていた。
我々はお腹が空いていた。
まずは空港食堂に行き、腹ごしらえをすることにした。
ここでも、オートメーション化が進んでいるせいか
人が大勢並んでいるのに、サクサクとさばかれていく。
我々も並んでしっかりいただきました!
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安定のおいしさ!
さて、それからは今日の宿である「なかはら」を目指す。
なかはらは、首里城の近くにある。
バスで40分ほどかけて首里まできた。
うららが、前日にこの周辺をGoogleマップで調べてきてくれていたおかげで、「山川」というバス停からすぐに見つかった。
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沖縄らしい色あいの花に囲まれて、なかはらはあった。
沖縄の家庭料理を出してくれるという。
なかはらに荷物を置いて、我々はさっそく今日の目的地スイカラを目指した。
ここでは紅型染めの体験をさせてくれるらしい。
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我々は中サイズのトートバッグを選び、図案を選び、色選びをして、染めていった。
とにかく一心不乱に染めの体験で3時間!
集中し過ぎてヘロヘロになった。
終わったあとは四日後、後ろからアイロンを当てて色を定着させるそうだ。
今は旅の途中なので、お部屋に置いて、カビがはえないように、空気にさらしている。
終わって慌てて帰る頃には真っ暗になっていた。
スイカラから龍潭池のそばを通ってなかはらへ急ぐ。
30年くらい前に、沖縄にはよく通った。
ほぼ、離島専門だったけれど、沖縄本島は、首里城をはじめとして、城(ぐすく)めぐりをした。
その時、なぜか龍潭池のほとりをよくあてどもなく歩いていた。
首里城にも行かず、お店にも入らず。
あの時わたしは何をしたかったのだろうか。
今となってはよくわからない。
久しぶりに見る龍潭池は、とてもおしゃれになっていた。
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帰るとおばあの手作り料理が待っていた。
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明日は首里城周辺を歩いて羽地さんと合流することになっている。
旅はまだ始まったばかりだ。