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田島環さんとの時間

たまちゃんこと田島環さんのワークショップを3回企画することになりました。
これは、うれしい!!
この人の作り出す時間に身を置けるのはこの上もない喜びだからです。
なんというか…言葉以外のものを使って自分の確かさを積み上げてきた人の凄みを感じるからだろうなと思います。

2021年に8回オンラインでアートワークショップをお願いしたところ
それはもう、すごい時間になりました。
前半はオートマチック技法、作業を行っていくといつのまにか何かが出来上がっていくというものから、後半はイメージして描いていくという時間へ。
そのどれもが唯一無二で。

ビー玉を転がし続けたのちにできたもの
「不幸」というテーマでつくったもの。
作っている時には「幸福」よりもエネルギッシュになった。
正方形の白い紙に切り込みを入れる
それを黒い紙に貼る
切り込みや折りだけで正方形の表情が変化していく
キャベツの断面を見ながら描く
まだ直接見たことのない太陽をイメージして描く
切り抜いたものと切り抜かれたものを対に置いて並べる


夢中になる時間もあれば、やっているのが苦しくなる時間もありました。
できあがったものをずっと眺めていたいと思うようなものもあれば
目にしたくない、と思うものもありました。

私の中の「いい」と思える基準はなんなのだろうか。
普段きれい、と思っているものって私の中から生まれているものなのかな?
毎回自分がイメージした通りのものが出来上がらないことに
開放を感じたり、しんどさを感じたり、エネルギッシュになったり
でも、そんなものを生み出せることに自分の力や物の見方を見直すことになったりして
本当に尊い時間でした。

みんなで一緒に手を動かす
それを紙に写す

普段わたしはドラマワークショップや表現教育を通して
言葉や身体でそんな時間を創りたいと願っていますが
たまちゃんの時間は、たまちゃんの導く作業を通して
普段のものの見方や自分の常識をとらえなおす時間になります。
あ、あくまでも私にとって、ですが。

前回はオンラインでしたが、今回は対面でその時間を持ちます。
同じ空間で同じ作業をしているのに、違うものが出来上がっていくのは
見ていて本当に楽しいものです。
自分は唯一無二であるように、みんなもそうなんだなと実感します。

よければご一緒しましょう!           (岩橋由梨)


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