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第41回 「あきらめない」とは
今回は「あきらめない」についてお話ししたいと思います。
あきらめないを調べてみると
取り組んでいる物事に対して、途中で放棄せずに最後まで遣り通すこと。
このような意味になっています。
これだけを見てみると「精神論」だけではないということになります。
スポーツの現場において「あきらめない」というのは、根性論・精神論で使う場面が多いような気がします。
「あきらめんのか」
「こんなもんなのか」
「まだまだやろ」
など、気持ちの部分を占める割合が多い。。
「あきらめない」という気持ちは先天的にあるものではなく
後天的に身につけられるものと心理学では言われています。
この点に関しても、フィジカル同様メンタルもしっかりトレーニングすることが大切なことになります。
2つの目標
①BIG TARGET
プレーをすることにおいて「1番の目標」を決めるということ
例えば
・全国優勝する
・全国大会に出場する
・関東大会に出場する
・ベスト8に入る
など、チームや個人によって目標は様々ですが、まずは目標を決めるということです。
日々淡々と練習をこなすことがなくなり、明確な目標に向かうことができる。
②SMALL TARGET
BIGに対し、SMALLの目標を決めるということ
例えば
・「準備」をしっかりする
・「基本」を大事にする
・「ルーティンワーク」をする
など、チームでの最低限の目標や個人としての最低限やることを決める。
どんな状況であっても、この「SMALL TARGET」をチーム・個人としてしっかりと行う。
この「2つの目標」設定することで、練習のための練習ではなく試合のための練習にも繋がって行きます。
また、試合中のパフォーマンスの波もなくなっていくことに繋がります。
試合において、最大の目標は「勝利」
その勝利に向かい、選手らは日々の練習の成果を披露します。
しかしながら、緊張や環境の変化において、平常心を失い空回りをし負けに至ることもあります。
また、そういう「流れ」が悪いときに限って、精神論・根性論的な発言が、チーム内や監督・コーチ陣から発せられます。
こうなってしまうと「いますべきこと」が見えなくなり、悪い意味の我武者羅が出てきます。
これが「パフォーマンスの波」になります。
こうならないためにも「いますべきこと・できること」に思考をシフトチェンジし
▶︎冷静な判断
▶︎考動(考えて動く)
を、チームができるとそれがチームの強さになります。
延いては「あきらめない」につながると思います。
あきらめない・ねばるチームの強さの1つはここにあると思います。
チームとして個人としての「2つの目標」を立て、チーム内での共通認識を持ち
練習から変えていくことで、その結果が試合に現れると思いますので、ぜひ目標を立ててみてください。
これはビジネスにも繋がります。
広崎 哲也/Tetsuya Hirosaki
鍼師・灸師・あんま・マッサージ・指圧師
明治大学柔道部トレーナー(2002)
NTT -G Fukuokaラグビー部トレーナー(2003〜2013)
日野RedDolphinsラグビー部トレーナー(2014〜2016)
SuperFormula トレーナー(2013〜)
ボディケアマネジメント講師
HP
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