人生は続いてく
本日具合が悪かった人は一名のみ。
やっと落ち着いて来たのかな。されど、今日も低気圧。
女性は男性より10年長生きする。女性ホルモンというシロモノのせいで病気に強い。
そのせいで老人ホームという場所は、圧倒的に爺ちゃんより婆ちゃんの方が多い。例えば60人の入居者様が居るとしたら、男性は、たったの8人。この差は激しすぎる。52人の婆ちゃん天国なのだ。しかも、どんなに穏やかで可愛いと思しき婆ちゃんでも、怒ると皆強い。
女性ホルモンってのは凄い長生き免疫ホルモンだとは思う。
但し、このせいで、感情の浮き沈みが激しかったり、低気圧に弱かったり、色々と辛い側面もある。理屈で割り切れないことの方が多いのが女性の特徴でもある。どんなに知性や品格を誇る人だとて、所詮は気分なのである。辛いよなあ、それ。
中には、超多弁で赤ら顔でいつもハイテンション。「あたしは全然そんなの関係ないの。いつもポジティブよ。具合悪くなることなんて滅多にないの!」と豪語する人もいる。(道端で会うと「あーら!」って肩をぶっ叩いて来る人ね。)
でも、それ、あくまで気づいてないだけなんだよね。気づかないふりをしているのかも知れないが、しっかり疲れが容貌やエネルギーに出ている。ほんとは辛いんだよ。
が、その”気が付いていないだけ”で行くと、男性だって気が付いていないだけだ説もある。男性にもきちんと更年期があって、その境目には色々と支障が生じている。
要するに男とか女とかじゃなくて、人は少しづつ崩壊と再構築を行っていて、それは年代と年代の境目にも訪れる。
***
ずいぶん話が逸れてしまったが、今日、朝から微熱を出していた人が居た。コロナではない。風邪でもない。
昔、発熱した人のことを報告すると解熱剤の指示しか下さらないドクターが居て、ご機嫌を損ねない程度に利尿剤をお願いしたことを急に思い出した。
ので、そのお婆ちゃんのバルーンカテーテルを交換してみたら、一気に1000㏄も出た。全く排尿されていなかったわけじゃないが、いつもよりはちょっと少なかったのだ。
それと共にすんなり解熱してスヤスヤ眠り、目覚めてから「今思えば、お腹も痛かったみたい。」と話してくれた。
夕飯時には、笑い声をあげて、水分も沢山摂って下さった。
笑い声が青空を連れて来てくれますように。
皆、長生きして欲しい。
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