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炎天下 / 優しさ

野暮用があって荻窪へ。
暑すぎて肌が痛いほどだった。死ぬ。これ、ちゃんとしないとマジで死ぬ。
よく冷えたハーブティーを最近こまめに飲んでいる。
冬に飲むイメージがあるが、夏こそミネラル補給に有効らしい。

明日のお弁当のためにお米を炊いた。牛めしを仕込む。
でも、夕飯はまた冷製パスタ。
今日はモッツァレラチーズとアボカドとトマト、サーモンで作った。バジルのソースと塩、オリーブオイル。
アボカドを2個使うのは多いか?とも思ったが何と包丁を入れたら一つが熟れすぎていて半分しか使えなかったので丁度よし。
***

ネットフィリックスでクイア・アイを観ていてKちゃんとボロボロ涙を流した。
5人組のLGBTQ・・・ノンバイナリーとか様々なセクシャリティーを持つセラピストが依頼を受けてセラピーの旅に出るというやらせなしのドキュメントだ。

別の多様性を声高に主張する番組ではない。老若男女問わず、一生懸命生きて来た人々の様々な問題に向き合うのがテーマ。

何に涙が出るのか?というと、依頼主は大抵主人公を愛する恋人や家族であったりするのだが、一見何の問題もなく強く生きている人々。悲しみや生きづらさを心の奥底に隠して固く閉ざして明るく生きている人たちがほとんどだ。
でも、このタイプAの方々が私たちに言わせると非常にやっかい。それはそれで一つの生き方だから本人も問題を明かそうとはしない。

そんな依頼主や依頼主の家族や恋人に対する5人の接し方に涙が出るのだ。傷ついて来た人たちの本当の優しさに。

傷ついたからと言って誰もが優しくなれるわけではないが、そこでとことん考え抜いて来た人たちにしか出来ない類のセラピーが展開される。

料理のプロだからと言って料理を作って見せるのではなく、時には料理しているところを見守ったり、嫌がっているかのように見えることは無理じいせず待ってみたり。
そんな中で沢山裏切られて来たような体験もあるだろう。でも、きっとその度にまた考えて答えを出して来た人たちのセラピーだった。

強くなければ優しくなれない。その強さの定義すら考えさせられる、でも、時にゲラゲラ笑ってしまうかのような素敵な番組だった。

人は、”聴く者”の話を聴く。

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