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あられとひょう
同じ職業の誰もが起こっている出来事を理解しているわけではないのだなと思った一日。
保留にしていて「少し様子を見てね。」と言ったことを勝手にやられて、それは利用者さんにとって命に関わることだった。
幸いにも大事に至らなかったが、久しぶりに声を荒げてしまった。
普段が上下関係が分からないほど気さくにしているせいもあり、多分余計にむっとされるだろうなとも思う。致し方なし。
***
帰りの電車の中で、もうすぐ自分の駅に着くだろうと思っていた頃、雨粒が電車の屋根を叩く音がした。
急な豪雨?
と思いきや、駅に降り立ってビックリ。まん丸い粒の雪だった。
霰か~。あられなんて久しぶりに観たなーと思っていたら・・。あれ?何?霰の中にデカい粒が混じっている。そう、霰だけでなく雹が降りつけていた。当たると結構痛い。
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駅までKちゃんが傘をさして迎えに来てくれていた。
霰も雹も、まるで発泡スチロールを砕いたみたいにコロコロと舞っていた。
傘をさす間もなく、駅についたら途端にやんで、溶けて行く。
その粒を踏みつけながら、童心に帰ったかのようにキャーキャー言いつつ帰った。