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筋肉痛

今この時期は、この界隈救急車も容易に掴まらない。何せ休日に家にいても、救急車が走る音が一日中聞こえているほどだ。
前々から言っていることでもあるけれど、人間も生物。冬を越えるというのは大変なことなのだなと思うのがこの時期。

病院は満床で患者を引き受けられない。施設では具合が悪い人だらけで看護も介護も走り回っている。
お看取りを迎える人も多い。
これだけでもまさに地獄絵図なのだが、少し前の時期に永眠なされたご家族様がやって来て『本当にお世話になりました。母は幸せでした。』と仰って下さるのは良いのだが「でも、母は未だ火葬出来ていないのです。」と仰る。
そうなのだ。葬儀屋さんも火葬場も大忙しなのだ。

そんな状況の中でも最善を尽くしたいのだが、いかんせん、体調を崩すのは高齢者ばかりでなく職員も体調不良者が多い。人間だから当然のことなのだけど。

それでここ一週間は、毎日50名ほどの人を一人か二人で看ている。しかも体調不良者なので処置も与薬も普段の何倍も手がかかる。

何故に二人で看るはめになっているのか?というとナースが二人ほど発熱したり血圧があがったりで、休んでいるからだ。

ここが正念場。木枯らしが吹き荒れる時期。

このまま春まで突っ走るわけだけど、これが仕事だ。深呼吸して行こう。

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