転職しても意味ないパターン
朝一番、とある派遣ナースさんが「Ohzaさんは、次の更新します?」と訊いて来た。派遣の契約の話だ。
彼女は私より一か月ほど前からいる先輩だが派遣会社が違う。おそらく契約更新の時期も条件も違うだろう。そんなわけで、それを他人に訊いてどうするんだろ?と色んな意味で思ったが「迷ってるの?」と訊いてみた。
すると「そう。Ohzaさんが一月末まで居るなら更新しようかな?と思って。」と言う。
とりあえず「いますよ。」と答えて「じゃあ、もう少し頑張ろう。」と仰ってはいたものの、その表情や物言いからして、少なからず今の職場が嫌になっているのだろうなあと思った。
もっと話を聴いた方が良いような気もしたが、いかんせん忙しすぎた。
そして、どんな話を聴かされるか?ということもだいたい想像がつくような気もしていた。
評価されない、してくれないと言う人が、ある時期、傍目で観て分かるほど仕事の手を抜き始める時がある。
もしかしたらそうして転々としてして年齢だけを重ねてしまう事態になるかも知れない。
でも、どんなに優しい職場でもどんなに温かい人でも、やっていないこと、できていないことに対して評価することは難しいのだと思う。
私も出来ていないことの方が多いのでまだまだ言えた義理ではないのだが、厳しいなあ、それは、難しいなあと思った。
誰かが見ていてくれたり、評価してくれると、とても嬉しい。
でも、誰かが見ていてくれないと働けない、評価してくれないとやる気が出なくて手を抜いてしまうとなると、ほんとにそれは難しい。
こんな話をすると、誰かが「世代の違いだよ。」と言う。
そうなのかも知れないが、丁度私の娘たちくらいの年頃の子に多い。例えば30代以降の子たち。
そうすると、その世代を育てて来た私たちの世代にある程度の責任があるのではないだろうか。世話焼きが多い世代で、自立することの大切さや、その自由や幸せを教えてこなかったからではないだろうか?
だから、他人事ではないぞ、世代の責任にしている場合ではないぞと言い返してしまうのだが。
同世代の仲間曰く「知るか。私たちは必死で頑張って来たんだよ。そんな心配すること自体が世話焼きだっちゅーの!」とのこと。
なるほど!と思った。
やはり自分に人生を良くする方法、それが例え恋愛でも仕事でも友情でも。
是非とも自分で考えて貰おう。
永遠にアドバイスを待って「誰も教えてくれない。何も言ってくれない。」と言っている人種に何か言うと、それはそれで「あの人がこうしろって言ったから。」と責任転嫁されることだろう。
これは世代の問題ではなかった。
全部じゃないけど、やはりある程度の原因はいつも自分の内側にあるよ。
何でも人から貰おう、人から奪おうとしている姿勢こそが、出口を塞いでいる原因なのかも知れない。
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