
朗報 / 時には立ち止まり考える / 再生
日曜日の朝一番。職員全員のPCR検査が返って来て、全員陰性だった。
既にチャカチャカと働いていたところだったが、インカムの放送の途中で「待って。まだ心の準備が!」と、あたふたしたものの、全員が陰性だと耳にした時には、膝から崩れ落ちるような気持ちだった。良かった~!ほっとした。
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昨日・今日と新たなお達しを受けて、配置医と産業医の先生から唐突に電話が来る。60歳以上基礎疾患がある方々だけでなく、老いも若きも4回目のワクチン接種を受けろとのこと。もちろん強制ではないのだが、先生たちは責任が伴う仕事なので焦る。ワクチンの数を確保しなければならないというのもあって、突然の電話で「打ちたい人、いったい何人いるの?」と訊いてくるわけである。
答えられません。
何故ならば、ファイザーもモデルナも副反応が強かった人が多く、注射の後の数日、勤務に穴をあけなければならない人が続出だった。
かと言って特養という場所はギリの人数で回している。あらかじめそれを見越して休みをつけておけるほどの人員もいないのだ。
「もうやだよ。」という人の方が多い。ええ、打つ側の私も打たれる側の人も疲弊している。
さらには高齢であるご利用者様の中にも、ご家族が拒否するというパターンが現れ出した。「ずっと打ち続けなきゃならないんでしょ?もう良いよ。」と。
人類はあらゆる感染症に対して、免疫をつけることで生き延びて来た。確かに各種ワクチンがなかったら、今この時が無かったかも知れない。
しかし、さすがに1年もの間に4回も打てというのは確かに異常だなと思う。ワクチン打てばかからないというわけじゃないからね。
しかも、経済を止めないために打つというのも言語道断。
医師から「来週分のワクチン仕入れるのが明日で締め切りなんだわ!何人打つの?」との質問に「明日までというのは無理です。皆、自分の身体なので一回考える時間が必要なんです。」と初めて逆らってしまった。
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などと言うストレスはあったのだが、今朝、全員陰性という知らせを受けてから掌の痛みが止まった。
まだまだ完治までには日がかかりそうだけど、やられちまった皮膚の下に、新しい皮膚があがって来ているのが見えた。