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ややこしいシャイな人とか面談室の浄化の話とか

昨日の朝のこと。
新しく入った新人の女の子が心配だ、悩んでいるのではないか?と、施設長が電話をかけて来る。
私には、彼女が悩む間もなく頑張っていてイキイキして見えるのだが、これが投影というものだろうか。見る人によって印象が違うのだ。
が、決して否定せず『そうなんですね。』と答える電話口。

これは今すぐ下(事務所)へ降りて来てということなのだけど、今すぐは無理なので、今日のどこかで・・・と返事をしたものの、午後3時頃になってしまった。
来ましたよーと声をかけると『あ、じゃ、あっちの部屋で!』と事務所を出た真ん前の部屋に誘導される。
私は後をついていくのだが、あれ?施設長?肝心の彼女に声をかけないの?
ほんとにややこしいほどシャイなのだ。

仕方がないので「Aさん、ちょっと、あちらで少しお話しようか?」と私が呼んで、テーブルを挟んだソファーにそれぞれ座る。
何故だか私は施設長と彼女が同じソファーに隣同士で座った方が良い気がした。
ボスと私が並んで向かい合ったら、なんか怖いかなと思って。

で、ボスが私に何か言えというような表情をするので、『最近どうですか?』と訊いたのだが、そこから先は彼女が少し喋って、あとはボスのマシンガントーク。もう、ほんとに心配でしょうがないのだろう。でも、一対一で話さないんだな、この人。あまり。

しかし、思いやりだか優しさだかが彼女に伝わってほっとしているボスの顔を見ることが出来て面談が終わる。

と、この話とは別の世界の話になるのだが、その部屋に入って座った途端酷い耳鳴りがしていた私。
目の前の女性二人が、笑ったり真剣になったりしてキャイキャイ話しているのだが、そこに被って色んな人の声が聞こえる。3人しか居ないので大勢聞こえる。

もちろん、そんなことを言って話の腰を折ることは無いのだが、その部屋を出るときに、小さく独り言が漏れた。『ふう、あかんわ、この部屋。』

途端にボスが食いついた。
『あ?!Ohzaさんも?Uさんも同じこと言ってた。』

ドアを開けると目の前が事務所なので、Uさんの耳にも同時に話が入ったのだが。途端に眉をひそめて「だめ。私も、その部屋、ダメ。」と、全く同じ理由でダメだということを話して下さった。

どうにかしてと言われ、『じゃ、明日、ホワイトセージ、炊いてもいい?』と言うと『お願い!』と。

かくして私の今朝一番の仕事はそのお部屋の浄化から始まった。一回じゃとてもダメだったけど。

このお話にはまだ続きがあるのだけど、また今度聴いて下さい。

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