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真似できない視界移動

いつも書きたい事がある。
と言うより、私の場合は独り言を書いているだけなので、いつも喋りたいことがあるの方が正確なのだろう。

もちろん人間相手のお喋りも好きだ。日常でも充分誰かを相手に喋り倒していると思う。しかし、それとはまた違うのだ。何故だか分からないけれど、どんなくだらないことでも自分相手にこうして話して心の中で何かをまとめているのだろう。そうして次へ向かっている。

・・・。のだけど。

最近、うちには犬のような猫が居る。極めて距離が近い。歩き出すと足に絡まって転びそうになるし、トイレへ行こうとドアを開けると私よりも先にトイレへ飛び込んで行ってしまうような猫が居る。

たいして広くもない自宅のどこに行ってもついて来る。お風呂に入ってもじっと見ているし、ドアが開いていると湯舟のヘリにも上って来る。そのうち落ちるんじゃないか。

そんなわけで何かを書こうと思ってPCを立ち上げてもキーボードの上に香箱を作ってしまわれるので何も書けない。無理やりどけて書こうとすると、その両手の上にふっさり&どっしりと下敷きにして座られてしまう。
そうなるともう、はて?何を書こうと思ったのだっけ?と頭が真っ白になる。

先日、猫ばかり見ていると書いた。
それは間違いではない。でも、その内訳としては、猫が視界、しかも、もっとも近いところに現れると言うのが9割。

どちらにしても可愛くて仕方がない。ふと時計を見ようと視線をあげると、その視線に沿って伸びあがって来る。不思議だ。これが人間の行動だったらうざいだろうし恐怖すら感じるだろうに。
可愛いのだ。

先ごろ、説得の末、PCの上からPCの横に場所を移してくれたので、慌てて更新している次第だった。
困ることさえ幸せに思う夜だった。

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