父が介護施設に入るまで

私の父が、
介護施設に入る基準となったことを
記事にしたい。

家族構成
母はもう20年近く前に他界。
私は3姉妹の長女、
看護師である。
3女が買い物、
一緒に散歩など、
自宅での生活を支えて、
見守っていた
3女も看護師である。
次女も時々自宅を訪れて、
身の回りの世話をしていた。

ある時、
父はお寺の若様になんども結婚祝いを持参し、
お寺の奥様から一人暮らしはもう限界と言われたのがきっかけだった。
家族よりも変化に気づいてくれ、
有り難い助言だった。

3女は田舎で施設を探すのは反対、
2女が2女宅で父と一緒に住むなど、
色々と考えてくれた。

私は父の様子から、
施設に入れたほうが最善の方法だと思った。
2女が大変になること、
環境が変わりアルツハイマーの症状は進行するだろうから、
迷子になったら警察のお世話にもなるだろう。

今後はどこで生活をするか?
私の家に住民票を移し、
長女と次女の住む地域へ転居の形をとる。

役所からの訪問で介護度を申請。
病院でアルツハイマーの診断。
精神科と脳外科の2か所受診した。

施設探しをするときに、
施設の雰囲気が合うとか、
食事内容がどうかなどで決めたらいいと、
役所からアドバイスされた。

次女が通いやすい場所、
父が好きだった庭仕事ができる、
庭付きの施設を選択した。

父を説得するために、
毎週のように実家に帰った。

住み慣れた自宅から、
施設に入ることが本当に父のためになるのか、
支える家族はどうなのか、
看護職であっても、
家族とは割り切れない存在だった。

残してきた実家の問題、
電気、
ガス、
水道などをとめる手続き、
細かいことがいっぱいあり、
父の介護施設に行くことと、
同時に行った。

今は相談できるところも増えたが、
その頃は少なかった。

もう少ししたら、
自分の老後がはじまるんだな。

最後まで読んでくれて、
ありがとう。

あなたの役に立ったら、
うれしいです。





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