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期待の新人
Youtubeのオススメに出てきたのは、例のダリルズ・ハウス。ダリル・ホールが様々なミュージシャンを自宅に招いてセッションするという人気番組で、以前ここでも紹介しました。
そりゃ出てくるわな、チャンネル登録してるんだから。
そこでホール&オーツのShe's Goneを歌っていたのが、アンダーソン・イースト。
うむ、なかなかに良いボーカルである。
この歌唱はデイヴ・マシューズが出てきた頃を彷彿とさせるが、
◆Crush
マシューズはもっとスティング寄り。
そんなアンダーソン・イーストはアラバマのド田舎に生まれたアラサー。親父さんがバプティストの牧師で、映画『フットルース』みたく
「ロックだのブルースだの、世俗の音楽を聴くのは反日!」
な家庭環境だったとか。それでもストーンズやアレサに親しみ、ナッシュビルで歌っていた時スカウトされる。
ナッシュビルといっても、ご覧のとおり彼はカントリーじゃなくR&Bなのよね。
◆Devil in Me
※拙訳ながら、歌詞を和訳してみました。
シェルビィヴィルに、ある女の子がいた
彼女は人生を神に捧げていた
第一アンティオキアバプティスト教会
父親がそこの牧師だった
彼女は母親似で可愛く、まだ23歳
彼女が僕の天使になればいいのに
主よ 彼女が僕の内に悪魔を呼び起こしたから
主は僕の思いを許してくださる
土曜の夜にはハイで飲んだくれ
でも日曜日に 教会の回廊で彼女とすれ違い
僕は振り返り、その笑顔を見た
頭を垂れ 聖歌隊の歌を聴く
主よ 彼女が僕の心に悪魔を呼び起こしたのです
柳の木とサマードレス 水面に映る月
僕が牧師の娘を見るとき
神様が良くしてくださるのを覚える
彼女は僕のデリラだ
僕を跪かせ
ああ、彼女が僕の天使だったらいいのに
これはおそらく自身の体験談で、実は俺の体験でもある。元婚約者な。
うむ、いい線いってる。メロディラインといい、ソウルミュージックの捉え方がもひとつ浅いけど。
5月最後の夜に、期待の新人君をご紹介しました。おまえも佐藤輝明みたいになれ。←命令