全身で感じる音楽と映像 —新感覚のライヴをミュージアムで体験|MUUUSE:MUSIC MUSEUM (TOKYO NODE 45F GALLERY A/B/C)
虎ノ門ヒルズステーションタワー45FにあるTOKYO NODE。
こちらで開催中の「MUUUSE:MUSIC MUSEUM」は、”⾝体ごと⾳楽に没⼊する新感覚の⾳楽体験ミュージアム”。この会場ならではの音と映像の体験で、音楽にあまり詳しくない私も行ってよかった…!と思う展示でした。
▍美しい空間に浸る インタラクティブな映像体験
虎ノ門ヒルズ駅からTOKYO NODEに向かうと、現れるのは巨大なラジカセ!なんと、床に置かれた巨大なカセットを挿し替えると、流れる音楽も変えられるそうです。
TOKYO NODEは45Fですが、まずは地下でリストバンドを引き換えます。フェス気分ですね。
45Fの会場に入場すると、最初は「Gallery A」。半ドームの状空間が特徴的な空間です。
こちらで展開されるのは、球体状のディスプレイとドーム状の空間へのプロジェクションを組み合わせたインタラクティブな展示「自然の記憶」。32.2ch立体音響で体験する、蓮沼執太さんの音楽への没入空間です。まずは、クッションに寝そべって音と映像に浸ります…
さらに、球体のディスプレイに手をかざすと、球体の映像が変化して、ドームにその映像が広がっていきました…!
続く部屋では、アーティストの和田永さんを中心に、家電をつかった楽器を演奏するエレクトロニコス・ファンタスティコス!の山車が。
お祭り気分でテンションが上がります!
▍ライヴでは体験できない 映像だからこそのパフォーマンス
続く「GalleryB」では、24m×4.5mの巨大LEDディスプレイとライティングの組み合わせで、様々なアーティストの迫力あるステージが展開されます。
アニメーションなどの映像も良いのですが、TM NETWORK、THE YELLOW MONKEY、UVERworldのライヴ映像は、凝った映像演出がなくとも、とにかくかっこいい…!
ほかにも、YOASOBI、角野隼斗、nævis(ナイビス)といったアーティストの楽曲が展開されます。
映像が明るくて、黒もキレイに締まっているので、ぐっと映像に引き込まれます。さらに、実際のライヴでは体験できないようなとても良い音で聞けるので、アーティスト本人がいるライヴとはまた違った良さがあります。
UVERworldの映像では、ステージが仮想的に奥行き方向に拡張されて、文字が空中を飛び回るような演出もあったりと、映像だからこその体験も面白かったです。
続く展示室では、自分のオリジナルの写真からオリジナルの音楽とジャケットを生成するというコンテンツ「PixTrax」の体験も。試しに手元の写真をupしてみると…歌詞までしっかり生成された音楽が再生されて、驚きました!
▍”光の彫刻”の中に没入
ここまででも大満足でしたが、最後でさらにテンションがあがる展示が待っているとは…!
最後の天高12Mの空間・Gallery Cで展開されるのは、「ファイバービーム」という光の演出。光がすごい早さで線・面と形状を変えながら、観客側を照らしたり、空中に”光の彫刻”のように幾何学模様を描き出していきます。
まさにその光の彫刻の内側に自分たちがいるように感じられる、光の没入体験です。
音楽は、水曜日のカンパネラと川田十夢さんによる「木曜日のカンパネラ」によるもの。水曜日のカンパネラの曲がちょっとアレンジされたような不思議な曲です。
まとめ
「MUUUSE:MUSIC MUSEUM」は、まさに”⾝体ごと⾳楽に没⼊する新感覚の⾳楽体験ミュージアム”。それぞれのアーティストの大ファンでなくても、音楽に詳しくなくても、音と映像の世界に没入できる展覧会でした。
TOKYO NODEで、2024年12月27日(金)までです。
▼今回の展示を 1分間の動画でまとめました。
展覧会概要|MUUUSE:MUSIC MUSEUM
会場:TOKYO NODE 45F GALLERY A/B/C
会期:2024年11月1日(金)〜2024年12月27日(金)
時間:10:00~20:00(最終入場19:30)
休館日:2024年12月31日 (火)
入館料:<日時指定>
【平 日】一般/2,500円 大学生・専門学生/2,200円 高校生/1,800円 中学生・小学生/800円
【土日祝】一般/2,800円 大学生・専門学生/2,500円 高校生/2,000円 中学生・小学生/1,000円
URL:https://www.tokyonode.jp/sp/muuuse/index.html
展覧会訪問前に気になるアレコレまとめ
撮影可否:静止画・動画の撮影 可能
入館予約:日時指定制
会期中展示替え:なし
音声ガイド:なし
図録:なし