【おうちでつくろう】 大人の科学マガジン「トイ・レコードメーカー。
しばらくは美術館にもギャラリーにも行けないなぁと思っている中、届いたのがこちら。
数ヶ月前に予約していたAmazon限定版(レコード・針増量版)が届きました。「音」をつかった作品を発表するアーティスト・スズキユウリさんがコンセプトデザインを手掛けたと言うもの。
(↑スズキユウリさんは、例えばこんな作品を手掛けられています。)
1) レコードプレイヤーが手づくりできる
「大人の科学」シリーズといえば、組み立てキット。なかなかパーツが多くて大変ですが、それでも1時間くらいで組み立てられちゃいます。
(パーツが多くてなかなか手強い…でも、楽しい。)
(基盤は接続するだけなので安心。)
ミニサイズで可愛いけれど、EP版も再生できます。自分で組み立てるから、”仕組み”もわかりやすいですね。
(レトロな雰囲気ながら、電源はUSBでとれて持ち運びもらくちんです。)
2) 「レコード盤」まで自作できる
なんといっても面白いのが、自分でレコードの”録音”ができてしまうこと。カセットやCDに録音したことはあっても、レコードに録音するなんて初めて!
入力端子にiPhoneなどを繋いで再生すると、音がカッティング針の振動に変換。ツルツルのレコード版に溝を切っていきます。
試しに録音してみたのがこんな感じ。おぉ、なんかレトロ…
カッティング針の押し込みでも音が変わってくるし、アプリを使って入力側の音をいじって好きな感じの音に調整したり…ということもできるようで、奥深い…
なんだか写真で撮影・現像・プリントっていう過程のなかで、パラメータをいじると出来上がりが変わってくるのにも似ていて、面白いです。
3) 本誌も読み応えあり
本誌も「科学」マガジンらしく、レコードの仕組みの説明があったり、
スズキユウリさんのインタビューに、スズキユウリ×ジェフ・ミルズの対談記事もあります。
コーネリアスや明和電機のインタビュー、コレクターさんや技師さんのインタビューなどもあったりと、「レコード」を軸に様々な視点からの記事が満載で読み応えがあります。
残念ながらAmazonでは入荷待ちのようですが、書籍名で検索すると、書店の通販などではまだ購入できるところもありそうです。
【書籍情報】 大人の科学マガジン トイ・レコードメーカー
通常盤
増量版