春の空気を感じながら、アート散歩はいかが? ーーTENNOZ ART FESTIVAL 2021
朝方はまだ寒いものの、日中はコートがなくても歩けるぐらい。ちらほらと花も咲き始めた今、街を散策しながら、アートもあわせて楽しんでみませんか?
TERRADA ART COMPLEX や、WHAT MUSEUMといったアートスポットの集まる「天王洲アイル」。ここで今、アートイベント「TENNOZ ART FESTIVAL 2021」が開催されています。過去のフェスティバルから常設展示となった作品に加え、新たに6つの作品が加わり、2022年3月31日まで 全16箇所でアートを楽しむことができます。
このnoteでは、新たに加わった作品を 展示場所の地図と合わせてご紹介します。
※ 以前から公開されていた天王洲アイルのパブリックアート & アートスポットまとめはこちらのnoteに▼
▍2022年に加わった新作品6点
❶ ≪This is Mr. Shirai≫ / COIN PARKING DELIVERY
(場所:天王洲オーシャンスクエア公開空地 立体設置)
スマートフォンを使い、指で絵を描きだしたことからクリエーション活動をスタートしたというアーティスト・COIN PARKING DELIVERY。その作品に登場するキャラクター「白井さん」の立体作品です。
❷ ≪Anonymous≫ / 加藤智大
(場所:天王洲パークサイドビル公開空地 立体設置)
「鉄」を使った作品を手がける加藤智大さん。ステンレスの「線」でつくられた等身大の立体作品は、正面から見ると半透明の人物のよう。角度を変えると”モアレ”のようにも見える、不思議な見え方の立体作品です。
❸ ≪River eyes≫ / KINJO
(場所:三井不動産レジデンシャル仮囲い(運河側))
カウンターカルチャーに多く用いられる怪しげな記号をモチーフとしたペインティングの制作を行うKINJOの作品。愛嬌のあるたくさんの目に見つめられます。
❹ ≪創生の時空間≫ / 日比淳史
(場所:天王洲ピア桟橋エントランス 立体設置)
朽ちゆく鉄の作品を手がける日比淳史さん。スクラップのような錆びた鉄で作られているのは、太古から姿を変えず命をつなぐ「オウムガイ」。SFに登場するロボットのようにも見えてきます。
❺ ≪Mayu≫ / 市田小百合 (掲示期間~3/31)
(場所:天王洲ふれあい橋)
フォトグラファー・市田小百合さんと、ニューヨークでフリーランスとして活躍するダンサーである小栗麻由さんとのコラボレーションとして生まれた作品… (本当はこちらに写真が掲示されるようなのですが、残念ながら、私の行った日は展示されていなかったので詳細は分かりませんでした。)
※3/31追記
夜ですが、写真が掲げられているところを見ることができました。大判の布に、大胆な構図の作品がプリントされた作品を、橋のどちら側から渡ってもみることができました。
❻ ≪OPEN FRUIT IS GOD≫ / 清水はるみ (掲示期間~3/31)
(場所:旧東品川清掃作業所 運河側フェンス)
古書や旅行からインスピレーションを得て作品を制作する清水はるみさん。演出を施したり、画像編集ソフトで加工したようにも見えるその写真は、日常の中にある、非現実的な一瞬を切り取っています。
▍アート以外のお楽しみも
過去のフェスティバル参加作品もあわせて楽しめる天王洲アイルですが、アートだけじゃなくて、ただお散歩するだけでも楽しいんですよね。
特に気持ちがよいのが、運河沿いのテラスなのですが、今の季節、桜もきれいに咲いています。
運河の水門付近では、菜の花も満開です。
クラフトビールで有名なT.Y.HARBORをはじめ、運河の見えるテラス席でのランチも心地よいですね。
▍天王洲アイル アートマップ
過去のアートフェスティバル参加作品から、今年新たに加わった作品、さらに、近隣のギャラリー・アートスポットまで。
天王洲アイル駅付近のアート作品&アート施設のマップをgoogle map上にマッピングしています。散策のご参考にどうぞ。
天王洲アイル駅が最寄りですが、山手線の「品川駅」からも20分程度で歩ける距離です。お散歩するだけでも心地よいこの季節。カメラを片手にアートを楽しんでみませんか?