【MUSEUM EXPLORER vol.11】横浜美術館
「MUSEUM EXPLORER」マガジンでは、実際に訪問してみて面白かった美術館・博物館・水族館や、建築が特徴的な館を、写真を中心にご紹介します。
今回は、神奈川県横浜市にある「横浜美術館」へ。
2025年2月8日に全館リニューアルオープンしました。
「おかえり、ヨコハマ」展（横浜美術館）展示風景
横浜美術館は、1989年開館の歴史ある美術館。
長期休館を経て、2025年2月に全館リニューアルオープンしました。
港町の横浜で、西洋と日本の美術、そして近代から現代までの多彩なコレクション作品が楽しめる美術館です。
丹下健三が国内の美術館として初めて手掛けた建築。エントランスから中に入ると、2フロア吹き抜けの開放的なグランドギャラリーが広がります。
その天井は可動式のルーバー。リニューアル前はずっと閉じた状態でしたが、リニューアルで修復。
晴れた日には自然光がたっぷりと入り、より明るく、開放的な空間になりました。
「おかえり、ヨコハマ」展（横浜美術館）展示風景
美術館での展覧会と言えば、「企画展」や「特別展」が注目されがちですが、横浜美術館で注目したいのは「コレクション展」！
シュルレアリスムの名作のほか、日本における写真発祥の地のひとつとして写真のコレクションも充実。そして、「横浜トリエンナーレ」に参加した国内外の著名な現代アーティストたちの作品も。
「企画展」も広い会場でたっぷりと楽しめますが、毎回それに負けない充実した「コレクション展」も観ることができるので、たっぷりと時間を確保してお出かけください！
展覧会に入らなくても、無料で作品を楽しめるエリアも。
グランドギャラリーの大きな階段には彫刻作品をはじめ、多くの作品が展示され、椅子に腰掛けて本を読んだりすることもできます。
この無料の空間は天井も高く、「横浜トリエンナーレ」の開催時などは、その象徴となるような巨大な作品も無料で楽しめます。
みなとみらいでのお買い物や、カフェに立ち寄るついでにちょっと作品を楽しんで見るのもよいかもしれません。
美術館の中には、ミュージアムショップ＆カフェもあります。
リニューアル後、カフェは横浜・馬車道にある「馬車道十番館」が入りました。コーヒーや美味しいケーキ、軽食も食べられます。
カウンターに近い一角はレトロで重厚な雰囲気の椅子とテーブルもおかれていて、美術館で歩き疲れた後にもゆったりと休憩できますね。
「コレクション展」（横浜美術館)展示風景
横浜美術館
URL：https://yokohama.art.museum/
所在地：神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1
開館時間：10:00-18:00
休館日：毎週木曜日
入場料：展覧会により異なる
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