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Bambu Lab P1Sでサポート材がスライドして取れるようになった話
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こんにちは、ぷらぎあです。
みなさんBambu Labの3Dプリンタをお持ちだと思いますが、サポート材ってどうされてますか?
隙間につけたサポートがスライドして外せたら最高ですよね?
それに挑戦した話です
AMSを買いました
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フィラメントを自動で切り替えてくれるすごいやつです
いろんな色のフィラメントを組み合わせてカラフル造形ができるよというのが売り文句ですが、私はもっぱらサポートを別素材にして剥がしやすくするために買いました
水溶性フィラメントを使ってみた(失敗)
業務用3Dプリンタにありがちな、造形品を水に浸けるとサポートだけが溶けて完成みたいなやつやりたいですよね
結果からいうとこれは失敗でした
これ、素材のPVAって要は洗濯糊なんですけど、そんなもん印刷するのが大変すぎました
当然湿気にも弱くて管理が大変ですし、吐出も送り出しも安定しませんでした(だって洗濯糊だし…)
異種素材サポートを試したい
こんなものがあります
違う素材をサポートとして使うことで、水には溶けないですがペリペリ剥がしやすくしようというものです
多分この純正を買えばこの記事は終わりです
…純正高すぎないですか?
しかも供給不安定で品切れ多いし…
安価な普通のフィラメントで異種素材サポートを試す
こんなスレッドを見つけました
PLA(メイン素材)のサポートにPETGを使うと綺麗に剥がれるそうです
今回の記事は海外有志の検証結果をもとに、個人的な研究結果を交えて日本語で紹介した記事になります
今回のフィラメントの組み合わせ
現在メインで使用している
カーボン短繊維配合PLAをメイン素材として、
こちらの安価なPETGをサポートに使用してみます
この方法のいいところは、PETGをメイン素材として作品製作にも使えるところですね
ちなみにPA6-CFにASAも試して見たのですが、条件出しがうまくいかず現在研究中です(実はこっちが本命)
スライサ設定
さて、実験を始めていきましょう
AMSに二つの材料をセットします
(この辺りはAMSの通常通りの使い方なので公式の説明書を参考にしてください)
サポート用フィラメントの「Support/raft interface」をPETGに設定します
これでサポート接触面だけがPETGになります
サポート全てを異種素材にすると材料切り替えの回数が多くなって失敗が増えたり造形時間が伸びてしまうのでおすすめですサポートの設定から、
「トップ面とのZ間隔」「底面とのZ間隔」を小さい値に設定します
サポートの剥がしやすさとサポート面の綺麗さのトレードオフになるのでご自身の環境に合わせて調整してみましょう「トップ接触面間隔」を0mmにします
サポート接触面を完全な面にすることでサポート面が綺麗になります
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次に、「フラッシュオプション」の選択を全て外します
こちら超重要です
これを入れると造形物内部に異種素材が紛れ込んで層間接着強度が下がってしまいます
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細かい部分はお好みで、設定するとこうなります
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いい感じですね
プリントしてみる
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そりゃもうペリペリですわ
サポートの剥がしやすさもそうですが、
サポート面(サポートの上に造形された品物面)が荒れないのが最高です
そしてなんと
スキマに入れたサポートが横にスライドして取れます(タイトル回収)
終わりに
以上です
みなさんも(ちょっと手間かかりますが)オーバーハングから解放されませんか?
ちなみに現在この記事と同じ構成のP1Sコンボが25%オフです!
カーボン短繊維配合フィラメントは無理ですが、もっとお手軽なA1miniも同じく割引中です
AMSなしで普通に使うにも、自動キャリブレーションで失敗少なく使えるので、おすすめです
プリンタのメンテとかいう創造性のかけらもない時間から解放されましょう!
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