6/13 「人生は、何故か忘れられない小さな思い出の集合体」、沈んだ日の断片
「僕たちの人生は、何故か忘れられなかった小さな思い出の集合体でできている」
燃え殻さんのエッセイ集『夢に迷って、タクシーを呼んだ』より
僕は彼の書く文が大好きだ。彼のことも大好きだ。僕の人生の2倍の時間をダメ人間として過ごしている先輩であり、そしてその経験を言葉にして後世に伝えるサバイバーとして尊敬している。ここで言うダメ人間とは、私が彼をこう捉えているわけでなく、いや、それは嘘かもしれない。いや、なんというか、ダメ人間でもあり、そして人の心に水と栄養と日光を優しく与える