小学生でも分かる!Pythonプログラミング - operator(算術演算子/比較演算子/論理演算子/代入演算子/集合演算子)
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operator
>> arithmethic_operator = 算術演算子
〔 arithmethic ( アリスメティック/エイリスメティック ) 〕
〔 operator ( オペレーター ) 〕
算術(計算)式に使われる演算子です。
テキスト用の「 テキスト(文字列)演算子 」も
併せて紹介します。
※ 表が読み込めない場合があります。
その場合は、もう一度記事を開き直してください。
「冪(べき)乗って何???」って話ですけど
簡単に言えば「累乗」の上位互換です。
>> 累乗 = 指数が自然数
例)「aの1乗」「aの2乗」「aの3乗」「aの4乗」...
>> 冪乗 = 指数が実数
例)「aの0乗」「aの1/2乗」「aの-2乗」「aのπ乗」...
また、除算の商を算出する「A / B」ですが、
「1.0」「3.3333...」のように
必ず「 float型のオブジェクト 」として扱われます。
「 int型のオブジェクト 」を
求められる場面では使えませんし
「 分数 」として使うこともできません!
ちなみに分数を扱うには
別途「モジュール」というものが
必要になります。👇(別記事にて説明予定)
>> comparison_operator = 比較演算子(関係演算子)
〔 comparison ( コンパリズン ) 〕
〔 relational ( リレイショナル ) 〕
比較演算子(関係演算子)は、主に条件式に使われます。
たくさん使って身につけましょう。
● A in B = AがBの中にある時にTrue
● A is B = AとBが同一オブジェクトの時にTrue
>> 同値(性) = 同じ値である。等しいこと。「 A == B 」
>> 同一(性) = 完全に同じモノであること。「 A is B 」
例えば、ここにiPhone20が2つあるとしましょう。
2つは同じ機種ですから同じ事ができます。
「同値」とはこのような状態の事です。
しかし、「僕のiPhone20」と「あなたのiPhone20」は
シリアルナンバーが違います。
つまり「同じ機種であっても、同一のモノではない」。
「昨日の僕のiPhone20」と
「今落とした僕のiPhone20」は
シリアルナンバーが同じ。
だから「同一のモノ」と言えます。
「同一オブジェクト」とはこういう事です。
── 人はいくらでもいるが、あなたは一人しかいない。
そういう事だ。💍
>> logical_operator = 論理演算子
〔 logical ( ロジカル ) 〕
比較したいものや、条件式が複数ある場合は
「論理演算子」というものを使いましょう。
ちょっとややこしいのですが...
if A and B : = AとBがどちらもTrueの時に処理実行
if A or B : = AとBのいずれかがTrueの時に処理実行
if not A : = Aが False の時に処理実行
このような意味があります。
「 not 」に関しては、「A not B」ではなく
「not A」「not B」のように
条件式の前に「not」を書いてください。
使用例👇
>> assignment_operator = 代入演算子
〔 assignment ( アサインメント ) 〕
代入する時に使われる演算子です。
「=(イコール)」は「等しい」という意味ではなく
「右辺を左辺に代入する」という意味であることに注意。
項目はたくさんありますけど、
他の演算子と「 = (代入) 」の組み合わせなので
ぶっちゃけ覚える必要はありません。
世間体で書いてます。
世間体。
「 a += n 」→「 a = a + n 」と同じ
「 a -= n 」→「 a = a - n 」と同じ
「 a *= n 」→「 a = a * n 」と同じ
「 a /= n 」→「 a = a / n 」と同じ
「 a //= n 」→「 a = a // n 」 と同じです。
詳しい意味はfor文の時に説明しますね。
>> set_operator = 集合演算子
〔 set ( セット ) 〕
セット、及び集合演算子については、
別の記事で説明します。
「&(アンド)」など論理演算子に似ている演算子ですが、
条件文には使うことができません。
「このような演算子もあるのだな」
程度に思っておいてください。
>> comment_out_symbol = コメントアウト記号
〔 comment_out_symbol ( コメント_アウト_シンボル ) 〕
これは演算子ではありませんが、
ついでに説明しておきます。
「# (シャープ) 」を使うことで、
「#」以降〜行末のスクリプトが無効になります。
「#」の後にコメントが記入されるので、
「コメントアウト記号」と呼ばれます。
'''
コメントを複数行書きたい時には、
「"引用符"」を3つ連続で打ち込むことで
改行してもコメントを書き込み続けることができます。
'''
「 ''' 」「 """ 」
これらもコメントアウト記号ですね。
また、僕は最初から当たり前のように
「# >>> (出力結果)」という書き方をしてきました。
「 >>> 」の本来の使われ方とは異なります。
単純に「出力結果ですよ」と分かりやすくするために
僕が勝手に使っているだけです。
真似しなくて結構です。
人によっては
「 # >> (出力結果) 」「 # (出力結果) 」
のように書いています。
「>>>」の本来の使われ方を知りたい場合は、
「Python インタラクティブモード(対話モード)」
などで検索してみてください。
Program : 年齢によって表示する料金を変える(条件分岐)
では、これまで学んだ事を活かして、
以下の命令をプログラムにしてみましょう。
① 0~3歳なら、「入場料 : 無料」と出力
② 4~15歳なら、「入場料 : 500円」と出力
③ 16~64歳なら、「入場料 : 1000円」と出力
④ 65歳以上(それ以外)なら、「入場料 : 800円」と出力
# 1. 年齢を入力できるようにします。
「 age 」という変数を用意します。
>> age = エイジ。年齢。
「 int( input( ) ) 」を使って
「 age 」に整数が入るようにします。
※ 今回はint型以外が入力された時の対処はしません。
age = int(input("年齢を入力してください。"))
# 2. 料金をタプル(リスト)にしましょう。
「 fee 」という変数を用意します。
>> fee = フィー。料金、費用。
fee = (0, 500, 1000, 800)
なぜこうするかというと、
価格変更に対応しやすくするためと
複数人で入場する時の
入場料の合計金額を出しやすくするためです。
# 3. 「age」の値によって処理が変わるようにしましょう。
age = int(input("年齢を入力 >>> "))
fee = (0, 500, 1000, 800)
# 0~3歳は無料
if 0 <= age <= 3:
print("入場料 : 無料")
# 4~15歳は500円
elif age <= 15:
print("入場料 : " + str(fee[1]) + "円")
# 16~64歳は1000円
elif age <= 64:
print("入場料 : " + str(fee[2]) + "円")
# 65歳~(それ以外)は800円
else:
print("入場料 : " + str(fee[3]) + "円")
👆 一応これで完成です。
# 4. 複数人が、まとめて入場チケットを買う時の事を考えて、
合計金額を算出できるようにします。
( 今回は作りません )
演算子を覚えることで、
出来る事の幅がグンと広がります。
是非積極的に使って覚えましょう。
次の記事へ。