PLASとの協働で感じる社会の変化 ジョイさん|現地パートナースタッフ
PLASでは、「あげる」支援ではなく「つくる」支援を大切にしています。
活動の中で現地の力を最大限に引き出すために欠かせないのが、現地スタッフ!
そんな、現地スタッフに、お仕事の内容や事業にかける思いなどをお聞きしました!
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今回ご紹介するのは、ウガンダパートナー団体・カユンガのリーダー・ジョイです!
カユンガはHIV陽性シングルマザーを中心に1999年に設立された自助組織。約40名が活動し、農作物や養鶏の収益を貧困家庭の子どもたちへの教育支援に充てています。
PLASとは2013年から協働し、ペーパービーズ事業や養鶏事業を実施してきました。現在は野菜栽培と販売による生計向上支援を行っています。
◆自己紹介
私はカユンガ(カユンガ友好発展協会)会長のナビリョ・ジョイです。私には4人の子供(3人の男の子と1人の女の子)がいますが、現在も学校に通っているのは男の子1人だけです。私の夫はHIV陽性で亡くなりました。子どもたちは薬を飲みながら暮らしています。
I’m Nabiryo Joy, chairperson of Kayunga (Kayunga friendship development association). About my family, I have 4 children (3boys and 1 girl) and only 1 boy is still schooling now. My husband was HIV- positive and died. My children take medicine.
◆カユンガとPLASとの繋がり
HIVに感染している未亡人やシングルマザー、HIVが原因で子どもが亡くなり孫が孤独になってしまったお年寄りたち、40名から、私たちのグループはスタートしました。メンバーは今もHIVに感染しているシングルマザーたちです。
1999年から、ジンジャのNGO「Taso」から薬をもらい、無料で薬やカウンセリングを受けられるようになりました。2003年、Tasoのカウンセラーが私たちとPLASをつないでくれました。2013年に実際にPLASがやってきて、PLASとの協働事業をスタートしました。PLASは私たちのために鶏舎を建設し、500羽のニワトリを与えてくれました。
その後、HIVに感染しているシングルマザーの中から選ばれた8人がペーパービーズのプロジェクトに参加し、作った小物を日本で販売しました。その後、SHINEが始まりました。40人のメンバーが8つのグループ(ズグ)に分かれ、SHINE2には新たに20人のメンバーが加わりました。
Covid-19は私たちの生活すべてを破壊しましたが、PLASが私たちのために食べ物など必要なものをサポートしてくれました。
We started our group of widows and single mothers who are HIV-positive, and elders whose children died because of HIV and left the grandchildren. That is why we started Kayunga. We first started with 40 members. In our group, members are HIV-positive single mothers. Since 1999, we were getting medicines from Taso, a NGO in Jinja, helping people by giving medicines and counseling for free. After 2003, Taso’s counselors connected us with PLAS. PLAS came in 2013 and we started with PLAS. PLAS constructed a poultry house for us and gave us 500 chickens. After then, 8 selected single mothers who are HIV-positive single mothers joined the project of paper beads and sold them in Japan. After that, SHINE started. 40 members divided into 8 groups (called Zugu), and in SHINE2 new 20 members joined. Covid-19 destroyed everything in our lives, but PLAS came and supported food and everything for us.
◆PLASへのメッセージ
PLASは私たちを大いに助けてくれました。私たちはスティグマや差別を受けてきましたが、今では人々は私たちのことを話題にしなくなりました。私たちは今、大きな力を持っています。メンバー全員が、野菜の栽培やバランスの取れた食事の取り方についての知識を持っています。SHINE事業以前はキャッサバとジャガイモしか食べていませんでしたが、今では豆やトウモロコシも食べられています。また、野菜を売ることでお金を得ることができ、そのお金で子どもたちの学費を払ったり、物を買ったりすることができます。また、良い薬を手に入れ、診療所に通えるようになったので、今ではメンバーが死ぬことはありません。私たちは幸せです。
PLAS has helped us a lot. We had stigmatization and descrimination but now people stopped talking about us. We have a big power now. All members have knowledge about growing vegetables, how to get a balanced diet. Before the SHINE, we ate only cassava and potatoes, but we usually added beans and maize. And also we can get money from selling the vegetables and can use the money to pay for the school fees for children and to buy things.. And also we can get good medicines and go to the clinic, so now members don’t die. We are happy.
こうした活動が出来るのは日本の皆様の温かい支援のおかげです。
継続的に活動を応援、支援してくださる方がいらっしゃいましたら、PLASのマンスリーサポーターをご検討いただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
いただいたご支援(サポート)は、PLASの活動を通じてケニアとウガンダのエイズ孤児支援のために使わせていただきます。