<第32回>ユーフォルビアの育て方①
今日からユーフォルビアについてお話をしていきたいと思います。
本日はそもそもユーフォルビアとは?と言うお話から始まり、私が気をつけているユーフォルビアの管理についてお話ができればと思っています。
どうぞ最後までよろしくお願いします。
今回の内容もRadiotalkで配信をしています。
そもそもユーフォルビアとは属の名前つまりはグループ名です。
トウダイグサ科ユーフォルビア属と言う多肉植物として分類される種であり、南アフリカやマダガスカル果ては東南アジアや南アメリカなど広く自生します。
多肉植物の中でも、様々な形状を持ったグループでして、サボテンのようなものや、タコモノと呼ばれるタコの足のようなモノもたくさんあります。
ですが、いくつか共通点があります。
一つ目は、花の形。おわんのような、筒のような形の花をたくさん咲かせます。
二つ目は、有毒性であると言うこと。葉や幹を傷つけるとネバネバした有毒の白い樹液を出します。ちょっとぐらいではあまり感じませんが、しっかりついてしまうと肌がかぶれるそうですので、すぐに洗い流しましょう。
とはいえども、この樹液毒性を取り除き胃痛の治療薬として使用されたと言う記述もあり、その治療方法を見つけたエウホルブスとよぼれる医者の名前をとって、ユーフォルビアという属名がつけられたら言われているそうです。
ご説明した通り、多様な姿形をしているので一概にはこの育て方がいい!ということは言えないのですが、ある程度共通したものもありますので、僕が気をつけていることについてお話をします。
やはり気になるのは水やりだと思います。
水やりをどうするのか、については種類や置き場所によって異なりますので言及を避けますが、まず過湿にならないことが重要です。
ですので、梅雨の時期は土が乾燥していても水やりを控えたり、真夏の朝・夕は水やりをしないなど注意が必要です。
次は土質です。
一般的に多肉植物の土を使えば良いでしょう。という記載がよくありますが、私は多肉植物の土をそのまま使うことは賛成しかねます。
というのも、多肉植物の土は水持ちが良すぎる気がするので、息が苦しくなるほど過湿となる私の地域では適していません。ですので、軽石や赤玉土を多肉植物用の土に対して半分とか3分の1とか入れて土作りをします。
ただ、寒い地域やそれほど湿気がない地域であれば、多肉植物用の土で良いと思います。
最後は日照です。
これは自生地、肌色、時期によって様々です。
例えば、白肌のユーフォルビア ・ラクテア、ホワイトゴーストなどは直射日光に当ててしまうとすぐに焼けてしまい傷んでしまします。
一方、ホリダなどは日に当ててしっかりと締めて育てたほうが良い種類もあります。
基準としては肌色がどうなのか、葉っぱを茂らせるタイプなのか、よく見て、日頃の観察を行って調整をしたいところです。
今日は以上です。いかがだったでしょうか。
私はユーフォルビア 属の中でも特に好きなのはギラウミニアナ です。ギラウミニアナ だけは必ず自分の手でタネをとって実生して立派な株に育てたいと願っています。
このギラウミニアナ についてはまた後日お話をしましょう。
明日は、ユーフォルビア の種類についてそれぞれスポットを当ててお話をしていきたいと思います。
それでは今日も良い1日を。
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