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追悼

十五年暮らした猫が先日亡くなった。後悔ばかり。(2021年9月3日20時)

亡くなった晩、考えすぎてどうにかなってしまいそうな時に落語のYouTube見ていると、いつの間にか眠れていた。ここのところ物理的にも精神的にも眠りが浅かったのでありがたかった。
立てなくなり昼夜数時間おきに鳴いていたので、体位や寝ている場所を変えたり、水をシリンジで飲ませたり、撫でたり、トイレに連れて行ってみたりしたけれど、本人(猫)の希望に添えていただろうか。辛い目に合わせてしまってごめん。

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後悔や思い出を家族で話して、泣きたい時は我慢しない。家族がいる時や何かしている時は気も紛れるけれど、電車やバスでの移動中に思い出してしまうなあ。

小さな頃カラスに突かれていたところを保護し、治療のかいなく片足になってしまったが、そんなことも意識しないくらい元気に走り回っていた。綺麗な猫とよく褒められた。頭のしわがボブサップみたいで、頭から首筋までは新幹線のシートの匂いがした。かなりの鉤型尻尾でケーブルに引っ掛かりかけてはパニくるため、パソコンの裏隙間に行けぬよう細心の注意が必要だった。
あちらの世界では何も邪魔するものもなく走り回っているかな。胸が痛い。