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モネ 睡蓮のとき | 国立西洋美術館

会期 :
2024年10月5日[土]-2025年2月11日[火・祝]

開館時間 :
9:30 〜 17:30(金・土曜日は21:00まで)
※入館は閉館の30分前まで

休館日:
月曜日、10月15日[火]、11月5日[火]、 12月28日[土]-2025年1月1日[水・祝]、1月14日[火]
(ただし、10月14日[月・祝]、11月4日[月・休]、2025年1月13日[月・祝]、 2月10日[月]、2月11日[火・祝]は開館)

会場:
国立西洋美術館[東京・上野公園]

展覧会公式サイトより

11/1(金) 11時ごろ入館。平日だから少しは空いているだろうと高を括っていたが、とても混んでいました。鑑賞時間は2時間程度。展示物は一部エリアで撮影可能です。音声ガイドは650円。現金かカード(suicaも使えたような気がするがうろ覚えです)
グッズは入り口が別となっていました。(ものすごく並んでいたので驚き。図録をお求めの方は、館内のグッズ売り場にも図録が売っています)
本件の半券で、常設展も鑑賞することができます。ちなみに常設展はいつ入っても空いていて心ゆくまで鑑賞できます。

感想

全4章からなる本展は、1章ではモネがシヴェルニーの土地を家を買い取り終の棲家としたところから始まります。そこからしだいに風景の描写から、〈睡蓮〉連作を経て、彼の「水の庭」が作品モティーフとなっていきます。3章では白い楕円形の空間に、大きな〈睡蓮〉の絵画が展示されており圧巻ですが、人が多いのでゆっくり鑑賞できませんでした・・・もう少し遅く(12月〜翌1月)に行けばよかったかなと思いました。
4章ではモネが白内障の症状に苦しみながらも制作を行なった時の絵画がいくつも展示されています。荒々しくなるタッチやさまざまな色の混じった色彩は3章までの静かで落ち着きのあるものとは一変しています。
この4章が私には衝撃で、この企画展に来てよかったと思った1番のことでした。悪化する視力によりどんどん絵のタッチが崩れ、色も激しく変化するけれども晩年まで絵を書き続けたモネ。どのような思いで描いていたのでしょう。私も彼の年代まで何かを続けたらわかる時が来るのでしょうか。

白い楕円形の空間に〈睡蓮〉の絵画が並べられている
〈睡蓮〉。葉の部分のタッチがよく見える

モネの〈睡蓮〉が一同に集結するのはとても圧巻ですが、ゆっくりと鑑賞したいなら、常設展に戻ってきた時の方がよいかもと思いました。
私は常設展のモネの〈睡蓮〉が展示されているあの場所で、ベンチに座ってゆっくりと鑑賞するのがとても好きです。あの絵を見ていると、風景の中に引き込まれて鳥や虫の声が聞こえ、時折草木を揺らす風が吹く。そんな気がするのです。


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