好きなものが多い
私には好きなものが多い。
お笑いライブは好きだし、テレビのバラエティ番組も好き。ゲームやアニメも好きだし女性アイドルも好きだ。他にも書ききれないほど好きなものがたくさんある。いわゆる「広く浅い」タイプ。
しかし「好きなものが多い」と自負する私には悩みもたくさんある。
「どこからが趣味なんだ?」
好きなものを全て趣味と呼ぶとなると、初対面の人に趣味を聞かれた時にどれを答えたらいいのか分からなくなってしまう(これを書いている今は「お笑いライブとゲームやアニメ」と答えることが多いです)。
何行か上に女性アイドルが好き、と書いたが、正直ミュージックビデオを見てたまにCDやグッズを買う程度でライブにはほとんと行かないタイプなので、その道の方には怒られてしまうと思うし、そんな程度で「趣味」と呼べるのか?という疑問が浮かぶ。
そして私をこの上なく悩ませるのが、「広く浅すぎて何においても中途半端」という事実である。
こういう時に放送が終了した番組を引き合いに出すのは違うかもしれないが、もし「99人の壁」に出演することになった場合、担うジャンルをどの趣味にすれば良いのか分からない。
そもそもあの番組に出演できるほどの知識を、どの趣味においても持ち合わせていない。
自分に課しているハードルが高すぎるとたまに言われるが、自分はずっとこの考え方で生きてきたので、今更変えるのも難しい。
しかし、好きなものが多いことが悪いとは思わない。
好きなものが多いというのは「様々なものの魅力に気がついている」と言える。
私の好きなアニメの好きなセリフのひとつに
「好きなものがあるのは才能」というものがあった。
その通りかもしれない。
世の中、嫌いなものに対するヘイトばかりをSNSで呟き、ストレスを撒き散らす人がたくさんいる。
そんな人たちに比べたら、「好きなものが多くてどこまでを趣味にしたらいいか分からない」なんて、幸せで贅沢な悩みなのかもしれない。
私の人生の指標のひとつに、「"好き"という気持ちのハードルは常に低めに設定する」というものがある。
犯罪に関することだとかモラルに反することじゃなければ、好きでも嫌いでもないよりは好きでいたほうがお得な気がするのだ。
明日も好きなものに囲まれて笑顔でいたい。
これを読んだそこのあなたが、好きなもので囲まれて毎日を笑顔で過ごせることを願っています。
草々
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