『モノノメ』読書会、開催しました!(PLANETS CLUB通信)
こんにちは、PLANETS編集部です。
先週に引き続き、PLANETS CLUBでは読書会が行われました。今回扱ったのは創刊されたばかりの新雑誌『モノノメ』です。
かなり情報量が多い雑誌なので、宇野さん本人をして「普通に読むのに1,2か月かかることもある」と言わしめてしまうほど。ですが、それだけに読書会という場で丁寧に読み込むことに、皆さんやりごたえを感じているようでした。
今回もクラブメンバーの有志の方に要約を行ってもらい、その後参加メンバー全員でディスカッションを行いました。当日読み進めたのは宇野さんが10年目の東北を訪れた紀行文から、特集の都市論を扱ったパートの途中まで。
紀行文では、今の東北においては「どうやって復興するか」よりも「どんな方法で補助金/助成金をもらうか」ということばかりが取りざたされている状況が明らかにされました。読書会参加者の中にはボランティアで被災地を訪れたことのあるメンバーもいらっしゃり、みなさん直視しがたい事実を真剣に受け止めているようでした……。
また、都市論については、『モノノメ』のユニークな目次構成について言及されました。
特集の冒頭では「都市への過剰な人口集中はパンデミックや災害に対して脆弱である」という現在の都市論の概略的な話をしておきながら、その後には「湧き水」や「虫・鳥・猫の居場所」といった独自の視点から都市を見直す内容が続きます。
こうしたほかにはない切り口から社会問題をとらえなおせるのも、本誌の魅力であると感じていただけたのだと思います。興味のある方はぜひ手に取ってみてください!
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次回の読書会は10/25(月)を予定しています。
興味のある方はPLANETS CLUBよりご参加ください!
■編集部が選ぶ、今週のオススメnote
生き方を選択するという呪縛 (映画「カナリア」)
9月のPLANETS Schoolに応募いただいた記事です。9月の添削講座のテーマは「映画評」。本記事は課題作品のうちのひとつ『青春デンデケデケデケ』についてのレビュー記事です。
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