![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/107025072/rectangle_large_type_2_82b278e5cddcc78ff015017888c9077b.jpeg?width=1200)
🏘星空を見上げたくなるカレンダー 2023.06 ひしめく街/金星の見どころ
季節の写真と、これからの星空の見どころ情報を、毎月お届けします☆
今回は、2023年6月版。
ちょっと早めの梅雨が始まりそうな、ことし6月。
星たちも雲に隠されることが多くなるこの時期は、たまに見える星空を見て、季節がどんどん進んでいるのに驚く事があるかもしれません。
春の星座が引き続き見頃を迎えている一方で、いつのまにか夏の星座も、徐々に見つけやすくなってきています。
🔷今月の写真「ひしめく街」
[撮影地:長野県諏訪郡]
諏訪大社を訪れた帰り道。
長く伸びる一本道を振り返ると、逆光のなかでひしめき合っているような町並みが見えてきた。
道沿いには、小さな家や店舗が並んで作られ、そこで生活が営まれている。
一つ一つの建物は決して強く主張してはいない。
けれど、そこに張り巡らされた無数の電線が、ここで暮らす人々をしっかりと繋ぎ、ひとつの大きな集合体として、言葉にならない強い意志を示しているような雰囲気を醸し出していた。
![](https://assets.st-note.com/img/1685545585108-7WoXCj0H3W.jpg?width=1200)
🌠 星空の見どころ
●[6月4日]金星が東方最大離角
金星と太陽との、見かけの距離(離れている角度)が、この日最も大きくなります。
太陽よりも東にあるので、東方最大離角。
太陽は西の空に沈むわけなので、太陽よりも東にある金星は、太陽よりも西の空に遅くまで見えている、ということにもなりますね。
ちなみに、金星と地球の位置関係を、宇宙目線で見てみると・・・
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/107031254/picture_pc_7744a95c69b5f1a695c415e84d17e4a3.gif?width=1200)
こんな感じで、いま金星と地球の距離が、どんどん近づいている真っ最中なんですね。
地上からの見え方は、こんな感じ↓に変化していきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1685547113672-tqbytZaetJ.png?width=1200)
望遠鏡を持っている場合は、金星を日々観察してみると、形や大きさがどんどん変化していくのを実感できそうです。
●[6月22日]月と金星と火星が接近
この日、細い月が火星のすぐ傍にやってきます。
すこし低い位置には、とびきり明るい金星、そして左上には しし座の一等星レグルスもありますね。
![](https://assets.st-note.com/img/1685554008315-vFhisSUnKV.jpg?width=1200)
個性豊かな天体たちが近くに集まって、西の空がちょっとにぎやかになりますね。
ちなみに、金星はとびきり明るいので、ある程度太陽から離れた位置(見た目の位置)にいる頃なら、昼間でも見ることができる場合があります。
もし、昼間の金星探しにチャレンジするならば、おそらくベストチャンスは6/23。 この日なら、細い月が金星探しのまたとないガイド役となって、青空の中の金星を見つける手助けをしてくれそう。
🔵関連リンク
◎星空のみどころ情報[不定期配信]
https://note.com/planetarian_t/m/mfde300317f28
◎写真抜粋
https://note.com/planetarian_t/n/n91c5dbcfae62
◎2022年版<1年分まとめて>
https://note.com/planetarian_t/n/nd0f7097d81b7