🌌星空を見上げたくなるカレンダー 2023.02 受け継ぐ伝統
季節の写真と、これからの星空の見どころ情報を、毎月お届けします☆
今回は、2023年2月版。
暖冬だと聞いていた今冬でしたが、1月下旬には10年に一度の寒波到来など、なんだかガッツリ寒さを実感してる印象が強いですね。
夜空の方では、今年前半の主役と言えそうな金星が、一番星の座をしっかりと守っています。あまりの圧倒的な明るさと、夕暮れころから見え始める力強い存在感が、なんだかとても頼もしい気がしますね。
🔷今月の写真「受け継ぐ伝統」
ここは、とある神社の一つ。
大切な行事が行われる直前のリハーサルだろうか。4人の巫女さんたちが、みな真剣な面持ちで、なにかの動作をしきりに練習していた。
長い時をへて受け継がれるものには、そこに関わってきた多くの人たちの想いが、時代を越えて積み上げられている。その歴史の重みは神聖であり、またどこか温かみを感じさせるものでもある。
この神社も、まさにそのような歴史が重ねられてきた場所の一つ。
若い巫女さん達は、まだなかなか動きが揃わなかったり、動作のポイントが掴めていなかったりするのか、互いに教えあったりしながら、ひとつひとつの動作を繰り返し練習していた。
その姿も、長い歴史を受け継ぐものにふさわしい、神聖で美しいもののように感じられた。
🌠 星空の見どころ
●[2月上旬 宵の空で国際宇宙ステーション(ISS)の観察のチャンス]
これは、直前にならないとわからないことなのですが、2月上旬には、なんどかISS観察の絶好のチャンスが到来するようですよ。2月3日・4日あたりが、まずはかなり条件がよさそう。
ISS観察の予報を調べるには、#きぼうをみよう https://lookup.kibo.space/ のサイトが超定番であり、手軽で使いやすいですね。
例えば、甲府市で調べてみると…
2月3日(金)
2月4日(土)
(図はすべて #きぼうをみよう https://lookup.kibo.space/ より)
天気がよかったら、ちょっとISS探しをしてみなくちゃね。
●[2月22・23日]月が金星・木星に接近
夕方の西の空、明るい2つの惑星「金星」と「木星」が、徐々に互いの距離を詰めてきている。そんなところに、細い月が通りがかるのが、今月22日と23日あたり。
夕暮れ時は、空のグラデーションも美しく、また徐々に闇夜があたりを包み込む中で、ぐんぐんと輝きを増すかのように見える金星や木星たちの姿が、なんとも頼もしい。
そんな、ダイナミックな宵の西空に細い月が加わるのは、なんとも楽しげな光景になるだろう。
できれば、刻々と変化を続ける宵の空で、自分のお気に入りのポイントを見つけてそこに注目してみたい。
わたしだったら・・・細い月の地球照、かな。
🔵関連リンク
◎星空のみどころ情報[不定期配信]
https://note.com/planetarian_t/m/mfde300317f28
◎2022年1月~12月<1年分まとめて>
https://note.com/planetarian_t/n/nd0f7097d81b7
◎写真抜粋
https://note.com/planetarian_t/n/na8390b806a8c