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内面の潮流

以前、初めてのヒプノセラピー体験について投稿していましたね。

日常で起こる現実的な出来事と、自分の中で感じていることとの折り合いが難しくなり、もっと無意識を掘り下げる必要がある、と切実に感じる機会が訪れたのです。

「気高き隠者」より

この「切実に感じる機会」が何だったのか。
当時のblog記事に、ヒプノセラピーを受けるまでの経緯が残っていました。
2011年1月に綴っていた内容なのですが、今このタイミングで振り返るのにも意味があるのだと思いますので、改めてご紹介いたしますね。


年末くらいからフラワーエッセンスをスポット使用する身体の反応が起きています。
理由もなく起きた身体の不調に対して、私は「いつもの症状だ……」とあきらめてしまうことが多いのですが、今回は体調不良の中でしっかりとセルフチェックするのを忘れずに行いました。
すると、見えてくるのですね。自分自身の流れというものが。

Twitterにツイートしたのですが、昨年は眠れないほどの胃の痛みに襲われることが数回ありました。年末に襲われた胃の痛みの際には、不思議な夢のおまけがついていたのです。

家の玄関の三和土に金の小さな阿弥陀如来像が立っていました。その仏像をじっと見つめていると、仏像はすうっと浮き上がって家の中に入り、廊下の途中で止まると、モスクの香炉のようなものに変化して廊下の真ん中に残ったのです。
それを見ていた父と弟が「この家には霊界とつながるポータルがある」と怯え、お札を買いに行こうと言い出しました。そんな二人に、私は「今は夜で神社も陰の気が強いときだから、明日の朝になってから買いにいけば?」となだめたのです。そうして私は2階の寝室で眠りに就いたのでした。
布団の中で横になって眠る私は、何者かが近づく気配を感じました。右側がふうっと熱くなったかと思うと、その何者かの力で寝ていたまま上に持ち上げられたのです(幽体離脱しているという感じ)。そして私の身体は窓を通り抜け、屋外へと持ち出されました。
窓から落とされる!とそんな恐怖を感じたのも束の間、あっという間に私の身体はタイムスリップのように時空間を超えて高速で移動し始めました。自分の過去生であろうさまざまな時代の一部分が映像のコマのように流れていき、どこかへ連れていかれる……というところで目が覚めたのです。
過去生の映像の中で唯一覚えているのが、戦国時代なのか平安時代なのかわからないですが、座敷の一番高いところに将軍が座っているその横に、私がいる(男性なのか女性なのかわからず)というものでした。

2010/12/04投稿

胃の痛みと不思議な夢。。。とても奇妙な体験をした日の午後に、セルフチェックをしてみました。この体調不良の原因は何なんだろう?と、純粋な興味を覚えたのです。また、眠れなくなるほどの胃の痛みですから、病気の不安も脳裏によぎりました。
すると導かれたのは、体調不良の原因は「自分では意識できない霊的なレベル」に起因しているとのこと。セルフケアのために必要なエッセンスをチェックしてみたところ、スイート・チェストナットが出てきました。

スイート・チェストナット(Sweet Chestnut)

科属/ブナ科クリ属
学名/Castanea sativa
和名/ヨーロッパグリ
花期/7月末

12-7-9選択法/セカンド19:毎日の生活で起こる感情の起伏を表すエッセンス
7グループ選択法/落胆あるいは絶望している時に
製造法/煮沸法:満開の花序(雄花と雌花の両方を使い、葉も少し残す)を摘む

耐えられないほどの、とても大きな苦悩を経験している人に。
心や体が我慢の限界にまで達し、今にもくじけて倒れそうになっている時に。
後に残されているのは、完全に敗北し、消えて滅びること以外何もないように見える時に。

(『エドワード・バッチ著作集』収載「12ヒーラーズとその他のレメディー」BABジャパン)

スイート・チェストナットの状態は心理的な絶望感を表す“魂の暗い闇夜”と言われます。ただ、この状態は内面で起きることが多いため、本人には自覚できないケースがほとんどだとか。そのため、このエッセンスが導かれても、ピンとこないほうが多いようです。
ただ、私の場合は激しい胃の痛みという具体的な症状が現れていましたので、このエッセンスを厳粛に受け止めました。自分では意識できない霊的なレベルの問題が、肉体で痛みを感じるほど浮上してきているのです。

スイート・チェストナットの示す魂の暗闇については「夜明け前の闇が最も深い」という解釈があります。暗い闇を乗り越えた先に光がある。太陽の一日のサイクルを思い浮かべると同時に、私は子宮から産道を通って誕生する赤ちゃんを連想しました。
闇の先にある光に向かって、この闇を突き抜けていく––。そんなイメージを持ちながら、その日一日はスイート・チェストナットを飲み続けたのです。

胃の痛みから翌々日。今度は、久しぶりに右目の痛みを伴う頭痛と下痢、冷や汗、めまいに襲われました。
滅多に起こるわけではないのですが、真冬でも下痢をしながら全身冷や汗でびっしょり、トイレに座ったきりで立ち上がれずに1時間くらいこもってしまうことがあります。無理に立ち上がってトイレを出ようとすると、貧血のように目の前が真っ暗になって倒れ込んでしまう場合も。
一昨日のこともあるため、再びセルフチェックをしてみました。すると今度は、フィンドホーンのエッセンス「ウェサック・ブレッシング」が導かれたのです。

ウェサック・ブレッシング(WESAK BLESSING/仏陀の祝福)

1995年5月14日、ウェサック満月祭の夜に、フィンドホーンのユニヴァーサル・ホールで生まれたエッセンス。

目は開かれ、今やわたしは真実を見ることができます。それは英知、深い英知にほかなりません。送られてくるエネルギーを歓喜にあふれて吸収しなさい。そのエネルギーに、あらゆる亀裂を癒させなさい。このエッセンスは、高次の英知が開示されることを願って、癒しの場や祝福の際に用いるのがよいでしょう。善意と平和の運び手を志して集う人たちすべてに、豊かな神の祝福がありますように。

《英知と啓発》ウェサック・ブレッシングのエッセンスは、個人やグループの魂を開いて、直感や啓示を受け入れやすくさせてくれます。それによって聖なる計画のヴィジョンや目標が集団の心の中で明確になり、神の計画に身をささげようという気持ちが呼び覚まされるのです。

(マリオン・リー著『花の贈りもの』風雲舎)

このエッセンスは、お釈迦さまが地上に戻ってきて、地球と人類に祝福を与えてくださるとされる5月の満月の日の儀式で作られたものです。
阿弥陀如来さまが夢に出てきたこともあり、お釈迦さまのエッセンスが導かれたというのも、何か偶然ではないような気がしました。

今回の頭痛は、右目の痛みを伴っています。右目はクラウンチャクラに対応する部分。魂の目的や宇宙的な感覚につながるクラウンチャクラと、ウェサック・ブレッシングのエッセンスの意味はとても共通しています。

私は、神の計画に身をささげるという覚悟が必要なのか? もっと直感や啓示を積極的に受け入れたほうがよいのか? 冷や汗で濡れた衣服が身体の体温を奪っていく中で、頭痛と格闘しながら考えました。
そして、夢の中で過去生に強引に連れ去られたように、ヒプノセラピーで過去の原因を探ってみてはどうかと思い立ったのです。

何人か思い当たるヒプノセラピストの中から、今回のテーマに最もふさわしいと思える友人にセッションの予約を入れ、サポートを得ながら自分のテーマに取り組んでいくことにしました。


2023年現在。
上記の記事は、後半部分が非公開のまま、ずっと保存されていました。おそらくヒプノセラピーで体験したことを、この後に綴る予定だったのだと思います。
そして、この記事が保存された2月18日から1ヶ月弱で、東日本大震災が起こりまた。地面が大きく揺れたことで、個人的な内側の潮流なんて一瞬で吹っ飛んでしまったに違いありません(きっとそれで続きが書けなくなったのでしょう)。

改めてこの記事を読み返すと、大きな浄化(震災)を前に「鎮魂」というメッセージを受けていたようにも感じられます。
当時はまったくわからなかったことが、時を経て見えてくる。絶筆のまま非公開で保存してあったこの記事は、タイムカプセルとして、今の私にも何か大切なメッセージを示しているのではないか……と思えてなりません。

いただいたサポートは、人々や地球の癒しと成長に貢献する人やモノ・グループへと循環させてゆきます。ひとしずくの水が大海へと繋がっていくように、豊かさのエネルギーをここから世界のすみずみにめぐりめぐらせていくためのファースト・ステップに選んでくださるのだとしたら、大変光栄です💫